私が大学病院のリンパ浮腫外来に行った日。21日だった。
それは、リンパ浮腫友Mさんの大腸カメラでのポリープ切除の日。
外来で脚の施術後、Mさんに電話をするも彼女は出ない。
まだ、麻酔が効いて眠っていたのだ。
私が帰宅後、寝ぼけたような鼻声のMさんから電話があった。
その時に、聞いたのだ。
「また災難がやってきた。今度は加齢黄斑変性。左目の真ん中が黒く見えないのよ」と。
ええ、15日に入院する前には分かっていたそうだ。
眼科に行き、「加齢黄斑変性症の滲出型」と診断されたらしい。
加齢黄斑変性は40歳過ぎたら誰でもなる可能性はあるが、加齢は大きな原因だと。
加齢黄斑変性は萎縮型と滲出型があり、割合は85:15くらいらしい。
比較的ゆっくりの萎縮型から滲出型に移行すると重症化しやすいということ。
日本眼科学会 のHP
(すべてをスマホの小さな画面ひとつで済ませられる昨今、目を酷使していると思う。せめて、パソコンくらいの大きさの字だと目にはまだ優しいのではないかと私は考えている)
少し前からかすむ感じがあったらしいが、近所の草引きをした後に目の真ん中が突然見えなくなったそうだ。
「もう紫外線の当たる所では、草引きなんかやらない」と言っていた。
Mさんは人がいいものだから、自分ができるボランティアなどは率先してやるタイプ。
それが切っ掛けだったから、もう止めると言っていた。
月曜日28日は、眼科で、治療開始1回目。その日の夕方電話をもらった。
目に麻酔の目薬を注して、直接眼球に針を刺して注射だったらしい。
ちょっと怖い。「痛い!」と声が出たらしいMさん。
それを1か月おきに3回して、様子見、それでかなり好転する人もいるらしい。
その注射が1回8000円。Mさんは1割負担で。
緑内障の目薬でとどまっている私はまだ目は何とか持ちこたえているということか。
Mさんは、年に10回はリンパ浮腫外来にも行き、脚のドレナージも行っている。
これは自費だから月に6000円くらい。
Mさんのショックを考えると、最初聞いた時は言葉を失った。
しかし、生涯を貫く「お1人さま」のMさん。
落ち込んだらしいが、浮かび上がるのも早いのだ。
声は元気そのものだった。
御年83歳のMさん、倒れては起き上がりの繰り返しだが、滅法強く逞しい。
一方、私の関西のK子叔母は86歳だが、大病もなく、膝が痛いくらいと歯科通院だけ。
やはり、元来病気と無縁で80歳を越した方は遺伝もあるが、自身の生活習慣がいいのだ。
しかし、Mさんは胃と大腸のポリープは組織検査に出されているらしいが、まず大丈夫。
彼女は早期発見、早期治療でこれまでも何度もの病気の重症化は避けられてきた。
今回も3カ月では済まないかもしれないが、素早く病院に行っている。
視力を失うことはないだろう。少しづつ回復してほしい。
Mさんにまた「強運を」と祈るような気持ちになった。治ってほしい!
読んでくださる皆さまも、くれぐれも目もお大事になさってください。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝ですm(__)m
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