このところ九州も真冬の寒さ。どこへ出かけることもなく家で家事をする日々。
今年は年賀状書きもない。
昨日、マンションの1階で掃除が終わった管理人さんに、久しぶりに会った。
久しぶりのせいか、私の体調の話しから、「夫婦揃っていたらいいね、元気で何よりね」と言った。
管理人さんは「旦那もいたらいたで、何かとありますよ」と言うではないか。
それから管理人さんは、まだ二人とも仕事をしているからいいようなものの夫婦二人で家にいることは考えたくないと言った。
色々とそれから話しを聞いた。
経済的なことがあるから「離婚」はできないけど、旦那さんへの不満はいっぱいらしいのだ。
不倫もあったらしいけど、それは1/10くらいの比重で、どうでもいいことらしい。
何が一番不満かというと、子ども2人を育てる間、一切の協力がなかったそう。
夫はいても「母子家庭」だったらしい。「亭主関白」そのものだったと。
そのまま子どもたちも育ちあがり、父親との関係も悪いという。
それなのに、今も奥さんである管理人さんに好意を示す旦那さんが気持ち悪いとも言った。
30年以上前、20代の時に猛アタックを受けて、「恋愛結婚」だったそうだ。
彼女は今も綺麗で、年齢よりはるかに若く見える。
その他にも色々と積み重なる小さな不満が、自分たち夫婦を「仮面夫婦」にしたと。
「その不満を旦那さんに言ったことはあるの?」と聞いてみた。
「口で言ったことはないけど、態度では示しているつもり」と管理人さん。
旦那さんたちは、奥さんの自分への不満をほぼ理解できていないことが多いんだよね。
夫となった男性って、真に「鈍感」なんだろう。
「私の知ってる周りの同年齢の夫婦は、みんなそんな夫婦が多いです」ともキッパリ言い切った。
「ええー、私なんかは、子どもが独立したら夫婦で仲良くいたら楽しいだろうなと思うのだけど」と言った。
「そういうご夫婦もいらっしゃるとは思うけど、私の知る限り仮面夫婦が多いですよ」と。
そんなものなのだろうか? 経験していない者にはわからないのか。
長い時間を一緒に過ごすことが嫌なのではなく、旦那さんの人柄、性格、人となりが問題みたい。
ヤフーの記事でも見る「熟年離婚」を突き付けられるまで旦那さんは、自分の何がいけなかったのかがわからないということか。
こういう話しを聞くと、うちのマンションのご夫婦たちは、皆さん仲良し、円満カップルが多いと思う。
それを言ったら、「私たちも、揃って買い物に行ったりはしますよ、普通に思われるくらいには」と管理人さん。
外からの見た目だけではわからないということなのかな。
若くして未亡人になった私は、あり得ないことだけど、一緒に今まで生きていたらどうだっただろうかと考える。
やっぱり長く一緒にいれば、何かがあり、夫のことを疎ましく思うようになっていたのだろうか。
最近、心身の不調が続いているせいか、「夫がいてくれたら」としか思えないのだけど。
そうだ! お互いにご夫婦がまだ元気だからなのだ、それも必ず疎ましく思う原因のひとつにある。
どちらかが病気にでもなれば、また心配する気持ちも出てきたり、今までの感謝も湧くのではないかな。
それくらいお互いが「元気」だということだ。
病気持ちで、未亡人の私には贅沢な悩みとしか映らない。
けど、わからないでもないのだ。
誰かと暮らすということは、少なくとも自分の「自由な時間」が減ることにはなる。
お互いが干渉し過ぎず、適当な距離感を保っていけば、夫婦も長持ちするのではないかと未亡人は考える。
去年も年末には同級生とのSkypeで、熟年夫婦は「忍耐同居」が多いのではないかと思ったんだった。
年末はお1人さまには特別楽しいこともないが、やはり1年を振り返り考えるところはある。
人間関係というか、夫婦のことを改めて考えてみる未亡人の私、ないものねだりだね完全に。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝ですm(__)m
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