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令和はお仏壇も小さくなる お墓じまいの時代?! お盆に考える(1)

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夫が急逝した2001年(平成でした)、マンションに引っ越して3カ月弱のあのころ。

涙も出ないほどのショックの中でも、やらないといけないことはいっぱいありました。

マンション用に小さなお仏壇、扉を閉めると家具みたいな、椅子付きのものにしました。

今はそれが大きすぎると思うこのごろです。新しい仏壇は小ぶりで最小限が置けるスマートさ

昔のような大々的な先祖供養はもうなくなるのかもしれないと思います。

お墓はうちはマンションから遠くないお寺に、夫の納骨堂を買いました。

宮崎の夫の実家のお墓に私が足しげく通うのは無理だと考えたからです。

そして、そのお墓を守っていく人すらいなくなってしまう可能性も出てきました。

うちだけの問題ではないと思います。

自分の死後はどうするのか、どうできるのかは今生きている人の課題でもあります。

仏壇の大きさの変化にビックリ! この20年~

我が家は夫の逝去(享年43歳)でしたから、まだ若かったし、何も知識がありませんでした。

夫の実家の宗派を知ったのも、お通夜のときでした。家紋があることすら、知りませんでした。

初盆の時の提灯に家紋が入ったものを、葬儀社から購入し玄関に。(今でもため息)😭

その前に、葬儀社の方が、マンションにも合う仏壇を提案してくださり、もうそれを即買いしました。

当時はそこまで大きくは感じませんでしたが、今は大きいと感じます。

リビングが広ければ、リビングに置きたかったのですが、仕方なく畳の部屋に置いています。

幅54.5センチ、高さ150センチ、奥行き45センチ、椅子を引き出せて、椅子が収納になるもの。

当時は新しかったと思われます。夫の写真ははずしましたが、扉を開けて、以下の感じです。

今はもうどんな感じのお仏壇もあって、昔ながらのかたちにとらわれない供養ができるように。

お仏壇のはせがわ の現代的なモダン仏壇

こんなに小さな仏壇だったら、リビングにちょこんと置けて、いつでも気にかけていられますね。

関西のK子叔母も、叔父さんが10年ほど前に亡くなった時に小さいガラスのお仏壇を買ったそう。

K子叔母
K子叔母

子どもたちが、ガラスは割れると言ったけど、自分はこれがいいと思ったんや

owl
owl

ガラスの小さなお仏壇なんて、よく探せましたね

K子叔母
K子叔母

うん、一目で気にいってね。扉もあるし、どこにでも置けるし満足や。

うちも仏壇を替えたいと思い始めたのが5年ほど前から。でもそう簡単にはいかないことも了解。

実家の仏壇は、父が亡くなりしばらくは母が管理していましたが、母の施設入所で廃棄になりました!

母は先祖供養などに興味を示す人ではありません。父の遺影すら持って行かなかったようです(驚)

母が亡くなってから、実家の仏壇は、妹か私が引き継ぐものだと思っていましたから・・。

姉妹の私たちは嫁ぎ、旧姓を名乗る人は母以外いなくなりました。

私も「復氏」(ふくうじ)はせず。息子に夫の死後10年くらいして相談するも、「苗字を変えたくない」ということで。

毎年買う、生協でのお盆のお供え菓子

仏壇の変化もなんと早い、この20年、もう遠い昔のようでもありますが、夫との時は止まったまま。

宗派によって、仏壇の形式、色使いも全然違うことも知りました。

ただ思うのは、お仏壇を守っていく子や孫たちが、果たして居続けてくれるのか?

すでに実家の仏壇は、母が処分してしまいました。そんなお宅も多いのではないかしら?

子どもが女の子だけで結婚すると、その「姓」は日本ではなくなってしまいますからね、今の法律では。

広い和室の大きなお仏壇で、毎日先祖供養をする人たちは確実に減っていく予想しかできません

お盆に考えるもうひとつのこと お墓を守っていくのは?

実家の場合、お墓だけは、父の死後(私の体調最悪時)、妹夫婦が距離のあるお墓からお寺の納骨堂に移設をしてくれました。

もちろん費用は、母が負担したと思います。私は入院があったりと足のことで役立たずでした。

それは、妹夫婦がよくやってくれた、感謝しかありません。それでも、そのお寺も車がないと行けません

このコロナ禍で、母にも会いに行けていないし、父のお墓参りにも行けていません。

田舎は車がないと、やはりアメリカと同じでどうにもなりません。

このお盆も、息子は帰省できないし、今は動く時期ではないと考えます。

この先、息子が両方のお墓の管理を任されることになるのかなぁと、ぼんやり考えます。

妹夫婦には子がいないし、私の実家の孫は息子だけ。

夫のほうも、兄弟姉妹4人だけど、私と同じ市内にいる弟夫婦にかろうじて男の子2人と女の子1人。

夫の姓を名乗るのは、うちの息子と夫の弟の男の子(甥)2人でしょうか。

どちらも宮崎を離れてしまっているので、夫の妹(義妹)が今は守っているお墓を守っていけるのか?

最初の頃は本物で作ってたけど、今は布製品

今は、遺言で自分の死後どうしてほしいと残す方が増えてきているようですね。

「永代供養墓」や「合葬墓」が多くなるのではないかと想像しています。

永代供養墓とは、お墓を管理する人がいなくなってからもお寺が責任をもって管理・供養を行ってくれるお墓のことです。

お墓ガイド こんなページ見つけました。ご参考までに。

以前のような、区画に墓石があって、そこにお酒やお花を持ってお参りすることの難しさを感じます。

雨ざらし陽ざらしの墓石は傷み、これからの現実を考えると「お墓」のあり方を変える必要があります。

これからは、多死の時代を迎えます。そんなにお墓の面積をとることが狭い日本では無理でしょう。

いろんなことが、便利で合理的になった現在、「お墓」も子孫のために便利で合理的にしておかないと

こんなのも見つけました。「散骨」して、残りの少しのお骨をインテリアっぽく置く小さな「お墓」。

関東の方にはいいかもしれません。玄界灘に撒いてくれたら、九州人もあるかもです。

「お墓の管理が大変」「故人を身近に感じていたい」という方にはピッタリかもしれません。

私はこの地で生を終えるつもりでいますので、息子とは相談はしますが、「永代供養墓」がいいかなぁ。

そうなると、今の夫の納骨堂(私も入るはずだった)は、墓じまいしないといけなくなりますね。

それよりは、私も今の納骨堂に入って、息子にお世話を頼むことになるほうがいいのかはわかりません。

しかしながら、その先はまだ何も見えず~~。

その辺りが、お孫さんのおられる方は、お墓のことは考えることなく過ごせる違いでしょう。

そうは言っても、「孫がいても、遠く離れていたら」という声もあります。

この先、いったい日本のお墓事情はどうなっていくか、死別家族(ほぼすべて死別はする)の問題です。

令和の時代は、「墓じまい」の時代になるのではないか?と考えています。

また、「生前整理ノート」を用意してはいるのですが、まだ色々と変化するので書けていません。

これをもって、私は遺言を息子に遺すつもりです。お墓のことももちろん。

お盆に入るにあたって、夫の死別をすでに経験した私のこのブログがお役にたてれば幸いです。

私の場合は、母がまだいますので順番通りにいきたいものですが。

自分もシニアになって自分の番を考え始める人も多いと思います。

お盆休みで嬉しい子どもたち、大人もお盆休暇、楽しい時期でもありますが。

先のことを色々と考える、大事な時期でもあるのです。

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