やはり、誰かの役にたちたい!という思い
昨年の半ばあたりから、ブログを書きたいとは思っていました。
けど、キッチンリフォームやら、夏の暑さによる体調不良、その他諸々のことがありました。
息子がワードプレスをセッティングしてくれたのが2022年、年初だったのです。
パソコンはワードは使えても、エクセルはちょっとという程度の能力。とても使いこなすなんてできていません。
だから、息子の手助けなしには、初期の作業は、1人ではとてつもなく無理に近いのです。
20年近く前の死別・がんのホームページは、当時中学生だった息子が趣味もかねて、掲示板までつけてくれて、手助けしてくれて叶ったものでした。
しかし、その息子も、独身ではあるものの、このコロナ禍でもエッセンシャルワーカーとなり、忙しい日々を送っています。
もう当時とは、色々な意味でIT分野も隔世の感があります。歳月が過ぎ、その分歳をとりました。
もはや息子たちの世代は現役バリバリで、今まさに日本の牽引役になっていく年齢なのです。
一方で、還暦過ぎたシニアは、現役感がまるでなくなり、今までできていたことが、できなくなったりと、喪失を味わう世代になってきました。
20年という歳月は、あっという間だったようでもあるけど、もう昔話みたいに遠くなってしまった気がして、ちょっと悲しい。
それでも、何かひとさまのお役に立てないかをいつも考えてきました。
私の40歳を過ぎてからの波乱万丈の人生、この経験から自分も多くを学びました。
反面教師にしてもらって当然です。
ああはなりたくないから、気をつけようと思っていただくのが目的といっていいかもしれません。
書くことは好きだったし、むしろメールなどはダイエットが必要なほど書いてしまう悪い癖もあります。
それを活かして、これまでの経験を若い方や同じ経験をして同じ感覚を持たれた方に伝えてみたい。
そして、過酷な日々を過ごしながらも、今、1人暮らしをしている自分の暮らしのコツというか工夫みたいなものもお伝えしたいのが、書きたい理由です。
持病の下肢リンパ浮腫がありますから、元気な未亡人とは違い、さらにハンデがあります。
毎日の更新はできないと思われます。それでも、どこかで同じようなことで悩んでおられる方と繋がりたいという意思もあります。
ワードプレス、サーバー、独自ドメインと少しお金はかかっていますが、それを取り返したいといった願望は正直あまりないのです。
とは言いながら、わずかでも報酬が発生すれば、かなりのモチベーションの維持につながることは確かですm(__)m
誰にでも起こりうる死別と病気
先天的な病気はまた別として、人は誰でもある日病気になったり、事故にあったりします。
そして、最悪、死別ということになってしまいます。
私自身もちょっと調子悪い、身体が冷えるといった症状がありながら、息子の中学受験を優先していたら、子宮がんの、わりに浸潤していた段階で見つかりました。
もっと発見が遅かったら、今はいないと思われます。そうだったら、夫はいてくれたでしょうか?
夫は過労がたたった、くも膜下出血の痛みを我慢してしまった挙句、突然死でした。
お互いが、人生の中で優先順位を間違えた劣等生夫婦だったのです、悲しいことに。
両親が病気で他界してしまっていたら、息子はどうなっていたのかを考えるとゾッとします。
まだ私だけでも生き残っていたから、せっかく生まれてきてくれた息子は今、なんとかお役に立てる仕事ができるようになりました。
私の自慢話ではありません。
たまたま、運があって私は生き延びたのでしょう。そして、息子の努力もありました。
夫が命をかけて、私たちを守ってくれている感は今もどうしてもあります。スピリチュアルではありません。
夫の労災が認定され、経済的には贅沢をしなければ、私がしゃにむに仕事をしないといけない状況ではありません。
が、それと引きかえではないけれど、私自身うつ病にもなりましたし、後遺症のリンパ浮腫も発症しました。
若い頃は、自分がうつ病になるなんて考えられなかったのです。
でも、産後もうつ病だったと思うし、意外に自分を知らず、キャパを超えたことをしたのですね。
そして、リンパ浮腫の発症が極めつけの悲しい出来事。がんは治っても、さらに不健康が付きまとうようになりました。
ああ、健康体だったら、どんなにか人生の見え方が違うでしょう!健康あっての普通の毎日です。
私の経験上、何が一番人生を歪めてしまうかは、「睡眠がちゃんととれているか」にかかっていると言ってもいいくらいです。
眠ること=睡眠時間をきちんと確保する
これさえ守れていれば、多少のことは多めにみて、おおらかなほうが大丈夫な気がします。
夫も私も、ある意味、病気は違えど、原因は「睡眠不足」にあったと思います。
まぁ、それだけでは、片付けられない問題もあるにはあるのですが、根底にあるのはやはり「十分な睡眠」が何よりも優先されていなかったことです。
だから、軽い風邪でも、まずはゆっくり休んで寝てみましょうとお医者さんが言うのは本当ですよね。
だけど、人は生きて社会生活を送っていると、睡眠を犠牲にしないといけない時期や事情もあるのですね。
そんな時間が積み重なっていくと、ヒタヒタと病魔が近づいてきているのです。
18年間もマンションの管理人を務めてくださった前管理人さんが昨年2月に、体調不良を訴えられました。
当時70歳。でも10歳は若く見える!、女性らしい可愛い方だったのです。
すぐにいくつもの病院を受診されましたが、まさかの近所の内科での診断は「肺がん」でした。
お元気そのもので、私が寝込んだ時などはいつもお世話になった、小柄だけどよく身体の動く女性でした。
蜂窩織炎で寝込んだ時は、ゴミ出しから、買い物までやってくださったこともありました。
多めに作ったからと、お惣菜をタッパーに詰めて持ってきてくださることも涙
早起きで、洗濯を干して出勤、毎日買い物をして夕食の支度、休日はお友達と食事に、ご実家の手伝いにとよく活動なさって、本当にお元気だったのです。
会社の健康診断もちゃんと受けて、ピロリ菌洗浄したりと健康意識はかなり高い方でした。
だから、彼女ががんと聞いた時は飛び上がるほどびっくりしました。そして、何かできることはないか考えました。
が、ご家族もお孫さんもおられる方、できたのはお見舞いに黒にんにくを送ることだけでした(無力感)
マンションの皆さんには驚くほどの衝撃でした。「あんなにお元気な方が・・わからないね」
その時思ったのは、「人は誰でも老・病・死からは逃れられない」当たり前のことですけどね。
去年の3月は、入院中の彼女のために、近くの公園に桜を写真に収めに行き、LINEで送りました。
チューリップの終わる頃まで入院だったので、その間はお花を送り続けました。
今は治療のお陰で、自宅で普通の生活が送れるようになってあります。ご主人もいらっしゃいますから。ホッとしています。
残された時間を楽しく生ききるという思い
人にはそれぞれの持ち時間があるのですよね。短い場合と長い場合と。
それがあらかじめわかっていれば、よりよく生きることも可能でしょうけど、未来のことは誰にもわからない。
自分のことがわからないのだから、世界のことや他の人のことがわかるわけがない。
「人生は一度きり」「今日が一番若い」とはよく言われる言葉。
そう1日1日時間を重ね、年を重ね、知識や経験は増えるけど、自分の持ち時間は確実に減っていく。
残酷だけど、人間がこの世に生まれてからの宿命。哲学的だけど、死に向かって毎日生きているだけ。
そう言ってしまえば、笑うしかないのだけど。どうせ生きるのなら、楽しく生きないと勿体ないよね!
でも、病気になった当初や、死別してすぐやしばらくは、楽しくなんか生きられない。
そんな時期も人生には必ずある。そしてそれはどんな人も経験することなのです。
そんな時期に、同じ経験者として寄り添い、話を聞いてやれる人でありたいというのが私の願望です。
それはブログで解決できることではないかもしれないけど、悲嘆にくれている方や病気で悩んでいる方の精神的な癒しになれたらと願うだけ。
別にグリーフケアの資格があるわけでもない。ましてや精神科医でもない。
あるのは普通自動車運転免許と簿記3級だけ笑
何の力にもなれそうにないけど、毎日をただ一生懸命生きていることを発信していきたい。
波乱万丈だったけど、この先もわからないし、今も後遺症の合併症で寝込むこともあるけど、残りの日々を楽しく生きることは私のモットー。
できるだけ楽しい生活の発信をすることで、こんな私がお役に立つことができれば幸いと思っています。
改めて、よろしくお願いします。 飛べないフクロウのアウルowlより
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