未亡人で病気持ちでもおひとりさまを楽しく生きる!

リンパ浮腫の2人の先輩のこと

マンション玄関の白いモクレンの花、開花

今日は暖かい午後、花も咲き始め、九州は春の漂いです。

81歳と79歳のリンパ浮腫の先輩たちのこと

もう10年以上前、大学病院のリンパ浮腫のための講習会で知り合った、大先輩のお2人のことです。

まだ、私は40代終わりころ、彼女たちも60代半ばくらいだったでしょうか。

あの頃はまだ若かった。そうだ、いつだって今日が一番若い!

今年81歳のMさんと79歳のNさん、お2人とも結婚歴がない。

生粋の「おひとりさま」なのです。お2人とも、実年齢より5歳は若く見えます。

当時は、多分皆が結婚するのが当たり前の時代に、就職して定年まで勤め上げられた先駆者的女性たち。

Mさんは大手の文具会社に、Nさんはどこかは聞いていないけど、結婚することもなくお1人で仕事をして生きて来られた。

最初にそれをお聞きした時は、私より干支が一回り以上も上なのに、1人で生きるという選択がよくできたなぁと不思議でした。

色々お話を聞いていくうちに、流行りや既成の概念に流されない、強い芯を持った女性たちだったことがわかりました。

Mさんは、生まれは今の平壌(ピョンヤン)だそうで、その頃「ジフテリア」と「マラリア」に罹ったけど、生き延びたらしい。←すごすぎる!

Mさんのお父さんは戦死なさり、お母さんと弟さんで、九州の天草(熊本県)に引き上げてこられたそうです。

それから、お母さんは村の役場の公務員になり、お2人のお子さんを育て上げられたそう。

Mさんは熊本を出て、現在地で大手文具メーカーに就職、定年退職まで勤め上げられたそうです。

食欲旺盛、快食快便のお元気型体型。朗らかで、明るいのが魅力なのです。

一方、Nさんは元々福岡の出身、就職されてからまだ20代の頃に、当時心臓の手術を受けておられるそうです。

20代の娘の頃に、胸に大きな傷が残ったら、やはり大きな価値観の変化があるでしょう!

当時、お付き合いしていた彼もいたけど、その彼が「結核」になってしまわれたそう。

自分も心臓の手術をしていて、お相手も結核という病気に罹患されて、「これは結婚どころではない」と思ったそうです。

それからは、恋愛もしたけど、結婚には至らなかったと。

そして、定年前の50代にMさんは「子宮体がん」、Nさんは「卵巣がん」になられました。

そして、手術の時のリンパ節の郭清が大きかったために、がんは治っても、後遺症のリンパ浮腫を発症してあります。

術後すぐではなく、やはり数年後、少しがんを忘れかけた頃の発症だったと。

Mさんは右足膝下、Nさんは右足くるぶしと部位はそれぞれ全然違います。

だけど、Nさんは発症以来、一度も蜂窩織炎を起こしたことのないQOLの高い方です。

Mさんは以前はよく虫さされから蜂窩織炎を起こしてましたが、今は引っ越ししてもうここ数年起こしていない、お元気な方。

お2人とも、私より大先輩なのに、私が一番劣等生、リンパ浮腫の状態も一番悪いのです。

3人3様、MさんもNさんも結婚していない、お子さんを産んでいないならではの「子宮体がん」「卵巣がん」。

お子さんを産んでおられても、子宮体がんも卵巣がんも罹患はしますが、傾向的にそうだということです。

私は結婚して子どもを産んだ人に多い「子宮頚がん」、まあ、生き方に病気が関連しているように思いました。

そして、リンパ浮腫に一番なりやすいのは「子宮頚がん」なのです。

なにしろ、足に近い位置にあること。

私が一番リンパ浮腫に苦しんでいるのは、病気からしたら当然ともいえます。

3人に共通していたのは、出会った時すでに3人とも「おひとりさま」だったことです。

私だけがまだ子育て奮闘中でした。お2人は定年退職後、年金生活に入っておられました。

お2人の強運を分けていただく

お2人とも、Mさんは幼少期の死に至る病気の克服、Nさんは若い頃の心臓の手術からの復活と強運です。

また、お2人はドクター運も持っておられるような。(そんなのあるのかな?)

さらにNさんは、出会ってすぐの頃、タケノコを食べて「腸閉塞」になり、開腹手術をされました。

そこからの強さに圧倒されるのです。まず、歩いて身体を回復させ、太極拳を始められました。

太極拳は、ゆっくりした動作で、筋肉もついてくるとか。

今は腸閉塞なんか起こしたの?って思うほどお元気に、毎日散歩を欠かさないそうです。

とにもかくにも、お2人から、1人暮らし、しかもずっと誰かと暮らしたことのない「おひとりさま」の強さと明るさに参るのです。

夫に守られながらも、がん罹患、子どもを育てて頼りにはなる存在はいるけど、私は彼女たちほどの強さはありません。

以前取り上げた、詩人茨木のり子さんもお子さんがおられませんでした。

子どものいない「おひとりさま」ほど強く逞しい方たちを他に知りません。

もちろん、家庭があっても、逞しく仕事で成果も出し、子どもも育てるバリキャリの女性は世の中にはいらっしゃることはわかります。

それでも、孤独と向き合い、孤独を楽しみ、そして仲間とも集える、病気も周りの助けも借りながらも克服して、強いったらない。

そして、何か「運」をお持ちのような気がするのです!

NさんはMさんと知り合って、「なんだかんだあったけど、こんな歳まで生きてるって、私たち運がいいのかしらね」と仰います。

私はリンパ浮腫になったためにお2人に出会ったけど、私もお2人から「運」をもらっているような気がします。

Mさん、Nさんは多分がんから30年近く、私も20年は過ぎました。

3人とも、何か複合的な理由が重なって、「運」に結び付いているのでしょうか?

Mさんのお母さんは101歳で3年前に亡くなられました。

Nさんのお母さんも100歳近くでご健在です。遺伝子も大いに関係はありますね。

私の母も89歳、認知症ではありません。強気の人です。遺伝あるかなぁ。

QOLの低い長生きは、ご免こうむりたいけど、元気だったらあと10年先を見てみたいです。

お2人から強運、いただけてるといいなぁ~!

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