地上波で日曜日にあっている林修さんの「初耳学」のyoutubeを見ました。(半年前の動画)
私と同じことを言ってくれている!と思って、書いておこうと思い立ちました。
高校から大学入試のシステム 実は人生で1回きりの公平な試験
私が以前から思っていて、言葉にしていたけど、公には言ってこなかったことを言ってくれている動画に出会いました。
「初耳学」の出演者、成田悠輔さんとの林先生のトークです。30分と少し長いですが、バッチリ共感しました。
成田悠輔さんは、父母が離婚する、不登校などの「親ガチャ」から、一転現在イェール大学の助教授というかた。
まだ36歳くらいで、息子といってもおかしくない世代。その彼と、もちろん東進の顔の林先生とも同じ意見でした。
それはどういうことかというと、「日本の受験システムは、人生でただ1回の公平な選抜試験である」ということ。
成田氏は、「自分はこのシステムのおかげで今がある」みたいなことすら言っています。
人はそれぞれに得意、不得意があって、好き好きも異なるし、むしろ多様なのがいいんです。
快食快便で食べるのが好きな人は、料理学校へ行き、美味しいご飯を提供する料理人になってほしい。
手先が器用で、モノを作るのが得意な人は、家を作る大工さんや左官さんや職人さんになってほしい。
運転が得意な人はドライバーになったり、時にはF1レースのドライバーを目指したり。
歌が上手い人は歌手になったり、演技がしたくて、容姿に恵まれた人は俳優になったり。
音楽が好きな人は、楽器の演奏家になったり、スポーツが得意な人は野球やサッカー、バスケット選手になれる要素あり。
だから、勉強が好きな人は勉強をして大学に入り、それなりの分野で活躍できる人になるための受験システムがあっていい。
なぜ、勉強だけが、スポーツや音楽、芸術より偏見を持ってみられるのかが、私にはわかりません。
受験のための勉強には、論理的な思考力、事務処理能力の速さを身につけるには格好のものです。
それが必要とされる分野も、それぞれに幅広いのです。政治家、官僚、一般企業のサラリーマン、学校の先生などと。
どんなに家が貧乏でも国立大学は学費が安いし、どんなに性格が悪くても試験には反映されない。
ただ唯一、決められた試験で高得点を取りさえすれば、道が拓けるというシステム、あって当然じゃないですか。
それ以外、そもそももう公平に人を判断する機会なんてものはどこにもないことを知るのは社会に出てからが多いでしょう。
すべては、コネクションの世界だったと気づくのです。会社のコネ入社はそれが一番現れています。
親がお金持ちだとか、親戚に国会議員がいるとか、有名人の兄弟だとか・・、もうコネまみれです。
性格の悪い人は、その後いくらいいところに職を得ても、淘汰されていくでしょう。
だから、日本は絶対にこの受験システムをなくしてほしくないんです。
もし、なくなる時が来たら、日本が激変する時だと考えます。
欧米は私立大学が優秀 中学から大学までの一貫はお金持ちのため
アメリカをはじめヨーロッパ各国は、私立大学が公立大学をはるかに上回っています。
それはお金持ちが子弟を有利に生かすための制度といってもいいような気がします。
勿論学力もですが、お金があったり、何らかのコネクションがある人が入れるようなシステムになっています。
「公平さ」とは全く対極にある世界です。
日本でも大学受験を回避させようと、自分の子どもを中学校から(あるいは小学校から)受験のない一貫校に入れたがる親が増えたように思います。
特に首都圏では顕著なのではないでしょうか? そんなところまで欧米化して、私は残念に思います。
その後、実は何もできない人になってたとか、いつまでも親のお世話で生きて行く人は出来上がるわけです。
日本もそういうところを真似して、AO入試などを増やしています。抜け道づくりとしか思えません。
また、学歴ロンダリングも最近は多くなってきました。学歴ロンダリングとは、
「大学院を経てで最終学歴をより良く見せること」を揶揄する言葉です。
例えば、小泉進○郎氏が関東学院大学を出て、最終学歴はコロンビア大学大学院修了になっているとか。
彼はビッグネームの父親をお持ちですから、それができたのです。2世さまさまです。
そんな人ばかりの世の中になったら嫌ですよね。
この世は理不尽で、不公平なものだということは、ある程度歳をとったらわかります。
しかし、せめて人生で1回くらいは、どんな人も公平に評価してもらえる機会があってもいいのじゃないかと強く思います。
成田氏は残念ながらアメリカの大学に行ってしまってますが、いつか帰国して日本をよくするために頑張ってほしい逸材です。
そのためには、彼を呼び寄せるためのお金がいるという矛盾。
所詮、「お金」には勝てないのでしょうか? どう思われますか? 意見をお聞きしたいです。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m
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