また今月の今日は、三カ月に1度の更年期外来受診日でした。
いつもと違うのは、一緒に受診するMさんが入院中だということ。でも、少しだけ会えました。
Mさんのいない寂しい外来
9月1日に大学病院に入院し、4日に大腸ポリープ切除の手術を受けて静養中のMさん。
今日は本来なら看護師さんと一緒に車椅子で更年期外来受診のはずが、いっこうに現れない。
お昼前に私が先に呼ばれて、先生の受診をしました。弾性ストッキングの指示書を忘れてはいけないと頭にメモ。
書式が新しく変わっていて、「両下肢、腹部、鼠径部、外陰部まで浮腫が及んでいるので、パンティストッキングである必要がある。洗い替えに2足必要」と書き加えてもらいました。
そうでないと、市の年金課で還付金が受けられないのです。厳しいのです。「なぜパンストが必要か?なぜ2足か?」と追及がくるのです。
また、先生の「女性ホルモンの1日2錠は多すぎる、1錠に減らしましょう」という提案を素直に受けられない私。
そのお陰で骨量が同年齢の100%保たれていると自分で考えています。今回まで2錠いただいて、その後1錠に減らすことを同意しました。
今度の6月からの女医さんは、なんでも「教科書通り」でないと、責任を取り兼ねるらしい。
他の薬の処方箋と次回の予約を入れてもらい終了。
Mさんも看護師さんを待っているけど、来ないとLINEが。さすがにお腹が減ってきたのか気分が悪くなり外来の外の椅子に座ってMさんに電話しようとした時にMさんが歩いて現れました。
「今日の更年期外来はキャンセル、退院してからと言われたよ」とMさん。
意外に元気そうでしたが、やはり術後4日目とあって、本人は相当疲れているのだろうと思いました。
2kg体重が減ったと言ってました。「もう少し痩せないといけないんだけどね」とMさん。
昨日から3分粥、今日は5分粥だったらしい。
3日間は点滴だけで、絶食だったらしいので、痩せるのは当然ですね。
それでも、声にはハリがあって、自分で歩いて病棟から婦人科外来まで来れたのだから、すごいパワー。
顔を見て一安心はしたのだけれど、せっかく持ってきた「ほんの気持ち」ののし袋を渡し忘れました。
何かと入院中はお金がかかるから、TVを見るくらいに当てられる額を持参したけど、次回に。
内視鏡手術だったけど、1個を取るのに6~7時間かかったらしい
今回取ったのは、小さい2センチのほうのポリープだったんだそうです。
それが、極めて悪性度が高かったのか、輪っかを引っかけての「切除」ではなく、「剥離術」だったらしいのです。
組織検査の結果を1人暮らしのMさんには、ハッキリとは先生も告げていなかった模様。
慎重に、慎重に「剥離」する術式で行われたので、時間がかかったのだそうです。
他の3.5センチと小さなポリープ2個は、今回は取らずに時期を置いて、次回に施術ということらしい。
それでも、慎重に消化器内科の先生たちによって、一番悪いものから取れたのだから、Mさんは大丈夫です。
ポリープの段階で見つかっているのだし、少し大きいけど、緊急の手術ではなかったのだから。
手術が終わった日の便はほとんどが出血だったそうです。剥離する時にやはり出血は避けられないのでしょう。
それをスマホに収めるところが、冷静だし、82歳でもスマホを使いこなしている凄さです。
11日の血液検査の結果で当日「退院」できるかが決まるそう。早く退院したいだろうなぁ。
しかし、1人暮らしなんだから、目いっぱい甘えて少し長く病院食をいただいて、上げ膳据え膳をしてもらってもいいかもしれない。
しばらくして11月くらいに、2回目、3.5センチとあと小さな2個も取ることになるらしい。
へこたれないMさんの明るさが印象的でした。
そして、元々ふっくらしているので、それが体力温存になっていると思いました。
私みたいに痩せているとそうはいかないでしょう。
ひとつ気になったのが、ずっと弾性ストッキングを履けず、「エアボウェーブ」だけで過ごしていて、数日それを履いたということ。
それで、少し浮腫の部分が赤みを帯びていたこと。「蜂窩織炎」を起こさないように、エアボも履き替えるように勧めておいた。
そんな危険も私たち「リンパ浮腫」患者にはあるんです。
病棟へも出入りできず、Mさんが歩いて更年期外来まで来てくれなかったら、会えていないのだから、Mさんの勇気に顔が見られて本当によかったです。
次回の外来、12月までには完全除去できて、明るい顔でまた一緒に食事をしたいものです。
あ、私も秋には大腸ファイバーを受ける予定にはしていたんでした。検査はしなければいけない年齢ですね。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝、感謝ですm(__)m
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