昨日は寒かったが、先週キャンセルした歯科の3カ月おきの定期健診に行けた。
歯科も近所にしておいてよかったとつくづく思いながら帰って来た。
帰宅して、郵便受けに寒中お見舞いのハガキが3枚入っていたのを自宅に持ちあがった。
私の昨年の母の喪中ハガキに対して、寒中お見舞いをいただいたのだ。
その中の1枚に目が釘づけになった。手書きで、
「母上様のこと、お淋しくなられましたね。私方、昨年1月から、定年退職後同居を始めたばかりの長男○○が1月5日、心筋梗塞で亡くなりました」とあった。
おそらく長男さんは66歳くらい、そのお母さまご本人は87~8歳でおられるはず。
昨日は15日、長男さんが亡くなられて10日と経たない時に気丈に私に「寒中お見舞い」などを・・
この方は、夫が最初に赴任した職場のトップの方の奥さま。
3人のお子さんにお孫さんもひ孫さんもおられる、お元気なおばあちゃま。
ご主人を10年程前に亡くされてからは、お1人暮らしをお元気に満喫されていた。
せっかく名古屋から同居を始められて、たった1年で長男さんを突然亡くされた悲しみはいかばかりかと想像した。
長男さんは、トヨタ自動車にお勤めだった、離婚されて、その後腎臓がんが寛解されてお元気になられていたと聞いていた。
九州で1人暮らしをしながら、3人の離れて暮らしているお子さんたちのことをいつも気にかけておられた。
が、一方では旦那さま存命の頃から、いわゆる「スピリチュアル」に傾倒されていて、私も勧誘を受けたことがある。
ゴリゴリのスピリチュアリスト。かなりしつこい勧誘を免れて今に至っている。
ちょっとついていけなかったが、電話でお話しはよく聞いたし、私も夫不在の中、健康不安などを話した。
5~6年前は、「今が一番幸せ」と仰って、横浜や大阪であるよくわからないスピリチュアルの会合にお出かけだったことも聞いていた。
ご自分が心配だった長男さんも、九州で1人で暮らす高齢のお母さんが心配だったに違いない。
やっと2人で実家で暮らせるようになって、たった1年であっという間に亡くなられた長男さん。
お母さんの手料理を、せめて1年だけでも食べられたのが救いとしか思えない。
長男さんと私の年齢が近いせいか、持病があったら人はあっけなく逝ってしまうことを痛感し涙が出た。
年齢順ではなく、やはりシニアになってからは健康の個人差の大きさが寿命を左右するのだ。
私の驚きとショックは、
*子どもを亡くした母親が、その後10日くらいで淡々とハガキにそれを書き投函されたこと
*お母さんを心配して同居を始めた長男さんの運命に対する悲哀
*自分と年齢が近い方も持病があったら、いつどうなるかわからないということ
に尽きる。
電話をすることは今の私にはできない。
かといって、このハガキを全く無視することもできない。
どうしたらいいものか・・なんと書いてハガキを出したらいいものか・・
ただ、スピリチュアルできっと心が救われておられるから、こんな気丈な行動ができるのだろう。
もう少し時間を置いて、返信はしようかと思う。お線香はきっと多すぎてご迷惑だろう。
私は自分の体調が万全とは言い難い状況でのこの1通はショックが大きかった。
最近、芸能界でも八代亜紀さんが突然亡くなったりと訃報が多い。持病がおありだったとか。
いつどうなってもおかしくない年齢だから、今日を悔いなく生きないと。
そう言いながら、息子に早くこちらに帰ってきてほしくなった。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m
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