太田双美子さんの本「リンパ浮腫とわたし」を読み終えた頃、
コメント欄ではなく「お問い合わせ」に太田さんからメールがあった。
驚いた! なんと奇遇な!
多分太田さんはご自分の本かクラファンのサーチをしていて、
偶然この拙ブログに出会われたのだろう。
クラファンの最後の作業や「リモート交流会」の準備の間、忙しいので
リムズ徳島クリニックに入院されているところだった。
残念ながら「リモート交流会」には参加できなかったが、
後のメールでアーカイブを送っていただき、見ることができた。
最初の挨拶のところでは、本当に辛かった当時のことを思い出し、
涙をこらえながらの太田さんだった。
本当にあそこまでの重度リンパ浮腫からの生還は、言葉では
言い尽くせない辛く、苦しい道のりだったのだと私も涙が出た。
同じリンパ浮腫患者として、本も読み、痛いほど彼女の辛かった道のりを想像した。
普通だったら「リンパ」なんて言葉、知らずに生を終える人が大半。
虫歯も同じだけど、発症したら一生治らない病気「リンパ浮腫」。
それが、2000年辺りまでは当たり前のことだった。
今でこそ、認知度もまあまあ上がり、治療してくださる施設も増えた。
医療費も僅かだけど、3割、1割負担で買える療養装具も増えたのだ。
太田さんも私も、なった時期がちょっと早すぎた。そして進行が早かった。
今だったら、予防教育も必須だし、早い段階で食い止める術もある。
太田さんはやっと関東の自宅に戻られたそうだ。
私もこれからLVAを受けることを伝えている。
無事退院できたら、電話で話そうと言ってくださった。
私もまたリンパ浮腫仲間が増えた。心強い。色々と話したいな~。
連絡をいただき、心から嬉しかった。入院前からもう退院したいなぁ。
そして、今月は私の誕生日、夫の月命日と続く梅雨時なのだ。
昨日は少し早めに、夫のお墓参りに行って来た。
平日だからほとんど人のいない納骨堂とお寺の本堂。
お供えをして、合掌して、「ごめんね、ありがとう」とだけ呟いた。
もう今から決して「守ってください」とは言わないことにした。
ただ、あの若かった、楽しかった頃のことを思い出していた。
そして、帰宅してから荷物の最後のパッキングに取りかかった。
しゃがむこと、膝をつくことができないから、床に横座りして、荷物を詰める。
時々仕方なく、手をついて立ち上がり、あれこれと必要品を取りに行く。
その繰り返しで、8割がた荷造りができた。
キャリーケース(8年前の入院予定時に買ったもの)、とボストンバッグ、
リュック、それに肩掛けショルダーバッグ。
あとは直前まで使うものを明日の夜までにはパッキングする。
今夜遅く息子が帰って来てくれる。
明日は息子にも手伝ってもらって、ゴミ出しなども終わらせないと。
夕食は私の誕生日もあり、行きつけの割烹に行く予定。掘りごたつでいいのだ。
24日当日は息子に送ってもらう。休暇もとってくれて、有り難い。
息子がパソコンも持って行けると考えたら、病院でも更新可能かも。
「まだ入院してないんかい!」という声が聞こえる。
はい、24日多分土砂降りの日に入院します。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝ですm(__)m
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