専業主婦で人生の大半を過ごしてきた私は、実は仕事がしたかった女だったとのちにわかりました。
夫が若い頃から、私が専業主婦でいることを望んだからでもあります。まだ、それができる時代でした。
今の若い女性には専業主婦願望もあるそうですが、実際はそんなこと言ってられない時代。
専業主婦しかしたことがない私ですが、今日はあえて「専業主婦」でないほうがいいと思う理由を考えてみました。
「めいろま」さんのツイッターに、そこだけは同意見
めいろま(谷本真由美)さんとは、現在40代、イギリス在住の随筆家だそうです。結構過激な発言が多いのも気にはなってました。
めいろま Wikipediaより
「世界のニュースを日本人は何も知らない」という本やいろいろな本を出されています。主に「日本が貧しくなった」系の本が多いようです。
まあ、それは平成の30年も令和になってからも、確かに日本からは画期的な産業や技術は何も生まれていません。
日本という国の地盤沈下は認めないと仕方ない現状ではありますが、ではどうすればいいかを考えるのも日本人としての責任ではないでしょうか。
海外に出国して、日本をとやかく言う人たちが多いのには悲しくなります。愛国心はないのでしょうか?
それはさておいても、今回のツイートには納得できるものがありました。
めいろまさんのツイート
若い働き盛りの男性が脳疾患、心臓疾患で倒れて、仕事ができなくなったり、亡くなったりすることは割によくあることです。
我が家も夫は40代で脳疾患で逝きました。私は夫が望んだ専業主婦でした。困りました、先を悲観しました。
シングルでいるよりも、家族をかかえている重責を感じながらの仕事は緊張感の連続だと思います。
もし、めいろまさんのお母さんのように、夫が亡くなっても妻に職業があれば、ひとまず経済的に困窮することはないでしょう。
専業主婦でないほうがいいのは、夫婦という、将来の人間を育てるユニットとしてもそうです。
経済的な基盤は、子どもを育て上げるにはどうしても必要不可欠なもの。お金なくして家庭存続もなし。
もちろんお金だけでは、子どもは成長できませんが、お金と家族愛は両方必要なんです。
ただし、女性も子どもを命がけで産んで、すぐに仕事に復帰できるかどうかは個人差がとても大きいです。
そして、男性だけでなく仕事をする女性にも、健康不安はあるものです。
若いからといって、女性も病気にならないとは限らない。実際我が家は私が先に倒れました。
激務の夫を支えるには、夫より早く起きて朝食の支度をし、夫の帰りを待ってからの睡眠になります。
そこは私のキャパシティが小さかっただけなのですが、子育てもしながら夫を支えるのも大変な場合もあります。
しかし、一般的には専業主婦になるということは、夫にすべてを委ねることになります。
夫が倒れれば、自分も子どもも倒れることになり、いろいろと悲しい人生が始まるのです。
先は何があるかわかりませんから、2人ともが働ける保険をかけておくのは必要不可欠になりました。
めいろまさんの意見に深く賛同します。
今の若い人たちは夫婦で働くのが当たり前 シニアはその手助け
少子高齢化でどんどん働き手は減って、国の税収も減ってくれば、シニアの年金だって減るのは当たり前。
そのためには、アメリカのように女性も長い働き手として納税する義務も必要になるでしょう。
シニアは、そういう子ども世代の孫をお世話する「孫育て係」になってあげないといけませんね。
家族総動員でしばらくは孫育てにあたるのが普通になってきました。
孫リスクとか、孫ブルーとは言ってられない、自分たちの年金に影響が出てきますから。
そして、そうしているうちに今度は子ども世代のお世話になることだって考えられます。
ちょっと過激ですが、めいろまさんは自身の周りの体験から、上記のこともツイートしています。
専業主婦だと、義父母の介護ものしかかってくる可能性もあると警鐘を鳴らしています。
それは専業主婦に限らず、家族としてつながってしまえば、あり得る話しではあります。
介護するにも、今度は倒れたシニアの年金がなければ、子ども夫婦に負担がかかります。
シニアの年金を払ってくれているのは国ではなく、実質は現役の働き手なのです。
そのためには年金保険料を納める必要があります。専業主婦特例は早晩なくなるでしょう。
(男性は「捨て駒」扱いというのは、実際はいつの時代も事実なのですね)
現在は、夫の年収が1220万円までは、専業主婦は年金保険料・健康保険料などの支払いが優遇されています。
専業主婦でいるから、子どもが立派に育つわけでもなく、むしろ働く親の背中を見て育てば、自ずと自立する子ができあがると思えます。
私たち、今の60歳代のシニアくらいまでは、寿退社して専業主婦になるのが当たり前という風潮がありました。
もう今やそんな時代ではなくなったことは、目の前の働く若い女性を見ても明らかです。
いつまでも同じ状況は続かないのです。「昭和」ははるか遠くになりにけり。
私の個人的な例では、妻も先に病気になる可能性もあるのですから、実際に専業主婦しかできない場合もあります、少ないでしょうけど。
自身も健康な身体づくりを怠らず、子どもにも単に学校の教育だけでなく、また金融教育だけでもなく、健康作りも家庭でも教える義務があります。
努力をしても避けられない病気は行政の力を借りるしかありませんが、健康も自分が守るという気持ちは大事です。
専業主婦で病気になって、さらに夫も亡くした「飛べないフクロウ」が言えることではないかもしれません🤣
恥ずかしながら、思い描いた人生とは真逆にいる私が、自分はなしえなかったけど、これからの若い人には頑張っていただきたい一心でこんなテーマを取り上げました。
専業主婦は日本の景気がよかった時のほんの一時期の幻想でした。
今は夫婦2人で仕事も家事も楽しめる、そんな家族が増えますようにと祈るばかりのシニアです。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m
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