未亡人で病気持ちでもおひとりさまを楽しく生きる!

定食屋さんで、人生謳歌の年上女性に会って元気をいただく

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昨日は年に一度の内臓の検査の日でした。

先月の蜂窩織炎で延期していて、検査だけが昨日で結果は先生の外来日にまた受診です。

早起きして病院に行ったので、お昼にはなんだか食べないとなぁという感覚。

それで、家の近くの商店街までバスで帰ってきて、お気に入りの定食屋さんに入りました。

ちょうどお昼で混んでいたので、カウンターの1つだけ空いている席をお隣のシニアの女性から勧められ、有り難く座らせてもらいました。

注文を終えて、何気なく感謝の気持ちでお礼を言ったら、いつの間にか会話が始まりました。

間サバの開き定食

聞くと、お歳は76歳、南の方の区からバスでこの商店街へも時々足を運ぶとのこと。

旦那さまは5歳も年下で、65歳定年まで働いて、今は独立して会社を興して仕事をなさっているそうです。

家事、食事作りも好きだけど、昼間家に居るとテレビばかり見て面白くないから、平日はどんな天気でも出かけると仰ってました。

今まで大病もしたことがない、熱も出したことがない、コロナの緊急事態宣言の時も出歩いて、開いているお店で外食していたとか・・凄い!

同じマンションのTaさん(お花をマンションに飾ってくれる)と似ている感じ、Taさんより6歳上なのが凄い。

お子さんたち3人は独立しているから、子どもたちにお金を遺すつもりはないという。

自分たちが生きている間に使ってしまうべく、土日は旦那さんの運転であちこち出かけては美味しいもの巡りをすることにしたと。

そういう生活を送るには「健康」と「お金」がいることを私は言いました。

76歳女性は「そう、私は病気もないから、元気であちこち出かけるのが趣味。疲れたことがないのよ。お金はなくはない」と仰ったのにはビックリ。

私の住む市には「グランドパス65」とか「75」とか、バス料金が安くなるシステムがある。

それは、お元気なシニアがバスででかけられないと意味がなし。

76歳女性は、「私はバスの路線は市内はすべて番号でどこを走るかわかるのよ」と。すごっ!!

映画館にも足しげく通い、月に20本くらいは軽く観ているそうでした。はぁぁ~、お元気。

映画館も4つくらいを行き分けて、昔の懐かしい映画などを探して見にいくんだそう。

そして、日本全国、行ったことがない県(地域)はほぼないとか。

海外旅行も北欧からヨーロッパ各国、アメリカ、東南アジアと旦那さんと出かけたんだそう、凄い!

お出かけ(旅行)と食事、買い物にもまだ興味があるらしい。

が、けしてデパートなどの高い製品を買うのではなくて、まだタグのついた真新しい服とか、バッグとかが置いてあるお店で安く買うんだそう。

私が「モノ」には興味がなくなったことを言うと、「買って、人にあげたり、譲ったりするのよ」と。

もう途中から、ものすごい情報通なことも分かり、足腰元気でとにかく動いていないと苦しくなる方だとわかった。

魚のマグロは泳いでいないと死んでしまうように、きっと彼女も動いていないと病んでしまうタイプ

私とは対極にある人でした。彼女がマグロ(鮪)さまだったら、私はさしずめイワシ(鰯)だな~。

私が40代で大病をして生き残り、後遺症で苦しんで、先月も10日間寝込んだことを言っても、「お気の毒に」なんて言葉は出てこない。

お元気だから、病気になった人のことが本当に理解できない方だった。

でも、ちっとも嫌味でもなく、私たちは楽しくおしゃべりして、1時間くらいは居ただろうか。

私も「羨ましい」とは思っても、「妬ましい」とか「憐憫の情もない人」などとは全く思わない。

どんな人でも「経験しないとわからない」ことがわかっているから、それは病気や死別のせいかな。

誰とでも仲良くなれる方で、お元気なのに、一見私とは合わないから話さないといった姿勢は微塵もなかった。

病気のことを深く聞かれることもなく、お互いが共通に知っていることで盛り上がったりもした。

近い商店街なのに、私の方がお店の情報を知らなかったりと、目から鱗の話しも。

病気知らずでお元気なシニア女性は、私はだいたい見たらわかるようになっています。

まさに昨日の76歳女性は、その特徴にマッチしてありました。

*顔の色が浅黒くて顔にしわがあまりない=腸が健康で、快食快便

*肥ってもいず、痩せてもいず、ちょうどいい体型=よく動ける

*年齢の割には、髪が多い=栄養状態がいい(男性は別)

*声にハリがある=水分保水能力が高い

*腰や背中が曲がっていない=骨もシッカリしている

*歩幅が大きい=筋肉がシッカリしている

*数人お子さんを産んでいる=元来朗らかで丈夫

これに全部当てはまるんです。私が今まで見てきた、市井にいるお元気な方の特徴です。

「まさに人生を謳歌してありますね、羨ましい!」とやはり口にしていました。

「そうなの、楽しまないとね、毎日、楽しいよ」と仰っていました。

そうなんです、「夫がいてくれたらいいな」の人生そのものの方に出会ったみたいでした。

彼女は車は運転できないから、もっぱら移動はバス。これが一番いいのでしょう、歩きますから!

よく来ると仰っていたから、またひょっこり会うかもしれません。

私はやはり、病気の身、夫もいないこともあり、住む世界が違うと感じて、名前や連絡先の交換は躊躇しました。

お元気な方に嫌な思いをさせたら、申し訳ないですから。

もう少しでも私が元気だったら、連絡先の交換もしたいくらい、何でも話せる、嫌味の全くない素敵な女性でした。

先に行った所が病院だっただけに、やはりお元気な方に出会っておしゃべりすると元気になれました。

「元気のお裾分けくださいね」と私が言ったら、そんなこと言われたことがないようで、戸惑ってありました。

やはり歳を重ねて、持つべきものは「健康」、それと楽しめるだけのお金なんだと再度思ったことでした。

また、商店街でパッタリ会うといいなぁ。その時は、「縁がある」と思って連絡先交換しようと決めました。

拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m

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