昨日は術前にできる検査の結果を踏まえて、手術の可否を聞く日だった。
この日まで、桜が咲いたのか散ったのかすらわからないくらい緊張していたのだった。
結果は「手術、やりましょう」とのF先生の言葉。
できるんだ!と安堵した。時期は7月半ばに決まった。
しかし、と考えた。「先日のリンパ管シンチの結果で、いいリンパ管は見つかったのですか?」
「う~ん、リンパ管シンチだけでは何とも言えないんですよ。実際開けて見て、いいのが見つかる可能性が大きいです。リンパ管シンチは奥のリンパ管の流れをとらえるものですから」と先生。
「ということは、現場でその時次第ってことでしょうか?」と私。
「まあ、そうとも言えますね」と言うではないか。
(ええ~、行き当たりばったりということは効果も期待できそうにないなと思った=若干失望)
大学病院は医師の修行の場。患者はいわば練習台でもあるのだ。
ここは誤解してはいけない。熟練した医師は総合病院に出て行くことが多い。
そしてまだ3カ月以上は乗り切らないといけない。大丈夫か??
先生はまだ若いし、イケメン。←イケメンは関係ない。
それとも、形成外科は若い時のほうが技量も冴えてる?新しい分野だからね。
が、更に聞いてみる。「手術をして、かえって悪化したということはないのですか?私は皮膚も相当薄いんです」
先生「稀にそういう方もいらっしゃるけど、大半は蜂窩織炎を起こす回数が減ったという方が多いです」
私、食い下がる。「執刀は教授のK先生ですか?」
そこは話しを濁されたが、後の数十枚の手術の書類の執刀医のところには、昨日の若いF医師の名が!
途中で失礼とは思ったが、プロフェッショナルに出てた「山本 匠医師」のことを言うと、
「ああ、山本先生は別格ですね」とF先生。
私も「山本医師に執刀していただきたいのですが、何年待ちなんでしょうね」と笑ってごまかす。
そこでF先生が山本医師(41歳)より年下であることがわかった。
また、私しつこく聞く。「マイクロですか? スーパーマイクロですか?」
「スーパーマイクロです」と。ええ、本当か?? 1ミリ以下の血管、リンパ管の縫合だよ!
先生はスーパーではないと思った。そこまでの技量の医師はまだ日本では一握り。
こんな九州にはいないはず。やや不安は隠せない・・
それから、リンパ浮腫外来とも連絡をとってくれて、今月から大学病院でのドレナージ再開らしい。
術前検査後には、提携のリハビリテーション病院への入院も必要になるとのこと。
圧迫しての運動、ドレナージで、少しでも脚の状態を良くするのだ。
それから、病院クラークの方と交代、入院に関して色々と問診票に記入。
書類の多さにメゲそうになる。
術前検査も6月上旬に決まった。手術まで1か月以上ある。
4、5月を乗り切らねば、そして、術前検査からの期間も。
また2016年の繰り返しではいけない。
私には医療費が多大にかかる。こんな人生もありか。
夫が遺してくれたお金を、あと10年のQOLの向上のために賭けてみる。
元気だったら私だって長生きしてみたい。
だけど、こんなにQOLが低く、身体の自由が効かない生活を長くはご免こうむりたい。
何のために生きているかわからなくなる時もあるが、
今できることを精一杯やって、それからなんだと自分に言い聞かせた65歳。
昨日は桜の満開も落ち着いて見ることができた。
精神状態が少し元に戻ったようだ。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m
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