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昔、昔の「Macな人」

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上のロゴは、現在のAppleの30年近く前のものです。亡夫は当時から亡くなるまで、一時言われていた「Macな人」でした。

Mac Fanという雑誌を買っているとか?、私にはよくわからない定義があったようです。相当Macのパソコンが大好きでした。

ちょうど息子が3歳になる前に、職場からアメリカでの基礎研究を打診され行くことにし、ダラスに着くいてから1週間目に夫が貯金をはたいて購入したパソコンです。

夫のDNAを受け継いだ、パソコン好きの息子が今も自室に置いていったもの。

息子曰く、「パパは仏壇にいるとは思わない。これがパパだから。」息子の中ではこれが父親としか思えないらしい。

今も帰省時には、動かせる?ように、なにかしらゴソゴソとやっている。なにせ夫は、3歳だった息子を膝の上に座らせ、ピカピカのMacintoshでkid picksなどのソフトで遊ばせていた、というより自分が遊んでいた。

息子が見事にそこだけは受け継いで、パソコンやスマホなどのハード面にはメチャクチャ詳しいオタクになった。

アメリカから帰国してから、Macのノートパソコンを買った時もとても嬉しそうだった。私に何度も「これは、スティーブ・ジョブズスティーブ・ウォズニャックという2人のスティーブがガレージで作り始めたパソコンが始まりなんだよ」と聞かされて覚えてしまっている。

今のApple帝国の基礎を作ったジョブズもあちらの世に逝かれてしまったが。

今、夫がいたら何と言うだろう?何を使っているだろう?彼はガラケーも使わないままだった


息子と私は、夫が亡くなってからは、価格が安いwindowsしか使わなくなった。当然、夫がいたころの収入があるわけはないのだから。

今もiPhone、Macbookとは縁のないandroid系生活。このパソコンもDellだし、スマホもGalaxyです。でも、機能は近づいたのか、スマホとパソコンを同期させることはできるから、こういうブログ作業もできる。

夫も息子もコストパフォーマンスをとても重視する人たちだけど、息子のほうがシビアな平成時代を生きてきたせいか、よりコスパを考える男になった。

見た目より機能!パソコンが洒落てどうなる?!ということらしい。そうそう、無駄は省いていかないと!と私も、使うところと、倹約するところをキッチリと考えるようになったのはいい影響ですね。

これは、社名がAppleになってから、スケルトンのiMacシリーズの後に出たG4という機種と思う。


夫が私に聞いてきた。「すごく本体が大きいんだけど、買いたいパソコンがあるんだ。見に行ってくれる?」家電売り場に行って驚いた。「デカ!!」「やっぱりそう思う?」声が小さくなる夫。


「これは~、ちょっと大きすぎない?これがパソコン本体?!」という無知な私の率直な言葉に夫は一旦はスゴスゴと引き返した。

しかし、やっぱりどうしても欲しかったのだろう。「そこまで欲しいのだったら、買えばいいじゃない!」と言うと、一目散に量販店に行き買ってきたもの。

最初のものだから、拡張がきかないらしく、息子は今も「もう少しいいのを買っていたらよかった」と私には訳のわからないことを言っている。

夫のものは服や本、机など殆ど2019年の断捨離の時に捨ててしまった。だけど、これらだけはどうしても捨てられない、息子には仏壇より大切な父親そのものなのであります。

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