ならないでください、蜂窩織炎 予防につきます
婦人科がんの後遺症に、下肢リンパ浮腫がある。それの合併症が「蜂窩織炎」です。
乳がんの方は、腕(上肢)に起こります。
写真は、今は絶版になったという、昔からリンパ浮腫に取り組んでくださっている小川佳宏先生の本、リンパ浮腫患者のバイブル的存在。49歳の夏は徳島の先生の病院に教育入院もしたのに・・。
リンパ浮腫は「予防にまさる治療なし」と言われる、一生付き合う病気。そこにまた、蜂窩織炎という合併症の落とし穴が待っている。
まずはリンパ浮腫学会の蜂窩織炎のページを参照ください6)蜂窩織炎 | 一般社団法人 日本リンパ浮腫学会 (js-lymphedema.org)
蜂窩織炎の予防は
規則正しい生活 過労を避ける 睡眠不足を避ける 十分な保湿
虫刺されの回避
に尽きる。これができていれば、そうそう蜂窩織炎にはならない。
要するに、身体の抵抗力・免疫力を落とさないこと。虫刺されを注意すること。
今回は1月28日の明け方、寒気で目が覚めた。「何か変?何、この寒気?」と起きてトイレに行く。
「ああ~、足に赤発が~~~!!」熱を測ると37.2度。
これはマズい!と急いで朝食後、大学病院で処方してもらっていた抗菌剤を飲んだ。そして、最低限の洗い物の後、横になる。もちろん、患部を冷やす「アイスノン」を携えて。しかし、布団を掛けると、熱感が増す。
夕方には37.8度まで熱が上がり、足と腹部まで熱感が。解熱剤を飲む。そして、早めに休む。
が、布団で温まるせいか、熱感からかあまり寝られなかった。
翌日も朝食後、抗菌剤の服用、ひたすら安静。まだ、韓流ドラマを見る元気はない。
そして、2月1日、平熱に戻り、最低限の家事をこなす。
2月2日の今日は、ブログ書いてます。でもまだ油断は禁物。そろそろ、片足用のエアボウェーブを履いて、着圧をかけないといけないかな。
なってしまったら、抗菌剤と安静のみ
蜂窩織炎になってしまったら
圧迫を中止する 看部を冷やす 抗生物質の服薬 挙上でひたすら安静
これしかありません。もちろん、40度近い熱や痛みを感じる時は速やかに入院です。2015年夏に腹部まで赤発が出て、入院の経験から、もうこれしかないと先生にも言われました。
しかし、1人暮らしだと、今の時期もあり中々入院できません。いち早く気づいて、内科または皮膚科を受診、抗生剤をいただくこと。
1人暮らしも長くなり、それなりの知恵もついてきたので、1人でも何とか安静を保つことができています。
1人暮らしの知恵としては、食材は宅配をお願いする、元気な時に食料の作り置きをしておく。マンションの場合はゴミ捨て場が遠いことも多い。だから、管理人さんか、そこそこ親しいお友達にお願いする。
何が困るって、やはり食べることとゴミを出すこと!
新聞を取りに郵便受けにも行く気力もない時は、3日分溜まったりもするが仕方ない。割り切って、安静を優先する。
1週間するとほぼ熱も下がり、普通に動けるようにはなるが、無理してはいけない。そろそろ圧迫のストッキングを履いてみようかというところ。
実は昨年11月初旬からと、12月、そして先月下旬と3カ月連続で起こしているのは、この冬が例年より寒くて、乾燥が激しいことも関係があると思う。保湿が甘かった。寒さで免疫力落ちているのもあるかな。
1~2日目は、「もう、なんでこんな身体になったのか!」嘆きたくなるほど辛い。いつもそう思ってしまう。が、必ず良くなると信じて、ゆる~りと時間を過ごす、やり過ごす。
寝室からは空が眺められるけど、飛行機や鳥の飛来など、ボーっと見ている。昨日からは寝室のテレビで韓流ドラマも見れるようになった。回復も近い。それまでは、ただひたすら安静。
繰り返す蜂窩織炎で、左下肢の太ももの皮膚が相当弱くなっている。だから、どんなに寒い時でも、お風呂の浴槽には浸れなくなった。いつもシャワーで浴室を温めて、それからシャワーで済ませる。
そうでないと、怖くて。。温まり過ぎるのがいけないのは、冬は本当に辛い。でも、どちらを取るかだ。こんなに連続して起こすようだと、浴槽で身体を温めたほうがいいのかとさえ思ってしまう。
皮膚がまだ丈夫な方は、全然入浴OKだと思う。リンパ浮腫仲間も、浴槽入浴する方がもちろん多い。
が、大阪のリンパ浮腫の会「あすなろ会」の会長さんはシャワー派だ。皆さんのストッキングの注文受け、領収書の発行など仕事が多い。だから、自分が倒れるわけにはいかない責任感でしょう。
それを聞いて、owlも入浴した夜中から発症が多かったので、皮膚を労わる意味で入浴しなくなった。
冬はどちらがいいのか、苦慮するところ。
リンパ浮腫の方は、蜂窩織炎にはくれぐれも注意を!!
これからは全力で回避するよう注意して日々を送りたいです。
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