子宮頚がんの罹患のピークが若くなっているようです。これは由々しき事態です。
マザーキラーと言われるまで若年化が進んでいるのは、悲しいではなく、女性の一大事です。
子どもを産めないようになってしまったら、一段と少子化してしまう。
2b期が手術適応ではないのは、子どもを産めるようにとの配慮でしょう・・・難しい分岐点です。
子宮頚がん2b期で手術NGは仕方のないことか?!
まず、昨日のヤフーニュースの中川先生のお話しです。
世界標準では、2b期は手術適応ではないということに驚きました。
私は42歳だったから、手術ができたのでしょう。子どももすでに1人はいましたから。
今はステージ2bでは、手術ではなく抗がん剤と放射線治療で子宮を温存するということでしょうか?!
そもそも腺がんには放射線は効きません。扁平上皮がんには効果はあるでしょう。
腺がん患者は、子宮温存して抗がん剤で叩く以外ないということは、限りなく再発の危険があるということになります。
若くてまだ子どもも産んでいない時に2b期と診断されて、手術NGで再発しても子どもは持てないし、広汎子宮全摘出術でも子は持てなくなります!
腺がんに対する言及がないのは、とても気になります。腺がんの割合はどんどん増えているのです。
昔の婦人科の教科書には、子宮頚部の腺がんは子宮頸がん全体の1/10と記載されていたそうです。今は3~4割は腺がんだと聞いています。
腺がんだった場合は、手術で子宮卵巣を全摘出して抗がん剤で生き残るか、抗がん剤のみで死と隣合わせで生きるしかないのでしょうか?
何故、子宮頚がんが若年化しているのでしょうか?性交渉の時期が早まったのでしょうか?
それなら、大昔は「15で姉やは嫁に行き~」という頃はもっと早かったのではないのかしら。
性交渉の早い女性と全くない女性に、今は二分化されているような気がします。
HPVの感染が原因なのですから、早い方はそれだけ、罹患も早まるでしょうし、性交渉しない女性は一生罹りません。
腺がんの2b期というのは、とっても微妙な分岐点ともいえるステージなのだと今再確認しました。
2b期で拡大手術をしてしまうと、今度は後遺症の下肢リンパ浮腫も発症のリスクが上がります。
これも、その後の生活の質を著しく下げることになります。しかし、一命は取り留めることができるでしょう。
私もこのブログで数回「子宮頚がん」については取り上げてきました。
生き残った私としては、お母さんになれないとしても、1人の人間として手術をして死なない選択のほうを支持します。
原 千晶さんの「よつばの会」 子宮がん検診と予防接種
女優の原 千晶さんは、子宮頚部腺がんと子宮体がんの両方を経験されたようです。
彼女は現在48歳だそうですが、素晴らしいことに「よつばの会」を主催してあります。とても参考になります。
私もそうでしたが、婦人科受診が嫌で延ばし延ばしにしているうちに、病期が進んだと彼女も書いてありました。
そして、医師との相性、もう運命みたいなものも大きいです。早期に発見してくださる医師に巡り会えるか?!
それには、若くても毎年、婦人科がん検診を受けておくことが一番大事です。回数で引っかけてもらえる確率が上がります。
早期発見につながって、円錐切除で済んで、子どもを授かることもできます。
子どもが産めないようにならないために、また、子どもが小さい頃に死ななくて済むように、私たちの子ども世代の女性には気をつけるよう言いたいですね。
「マザーキラー」怖い言葉です。人間の発生から育成に関わる超大事な器官、守られないと困ります。
*子宮頚部腺がんの特徴*
*生理の経血が増えて、塊のような出血が出現する
*水のような無色透明のおりものが増える(ナプキンが必要なくらい常時)
これは、明らかな比較的進行した病期の症状ですから、こうなる前に見つかるのは検診しかありません。
私たちシニアはもう関係ないかと思いきや、子ども世代の女性への注意喚起をしたり、実は自分にも危険性はないわけではないのです。
子どもを産んだ女性は、性交渉の経験がある女性は、実はいくつになっても罹っている可能性はあるのです。
以前も書きましたが、私が42歳で入院・闘病時、60歳~70歳くらいの女性も少なからずいらっしゃったのです。
それも、「子宮頚がん」でした。年齢がいくと術後の「尿モレ」が起こる確率も上がるようでした。
すべての病気にならないようにすることは、人間はできませんが、少なくともなるべく遅らせることは可能かもしれません。
私のこれまで生きてきた64年の経験からの実感ですが、「よい睡眠をとる」ことが最重要ではないかということです。
言い尽くされていることですが、それから、口からの栄養の充足と適度な運動、メンタルを穏やかに保つことではないでしょうか。
人生を楽しんで、メンタルの充実もはかる、そしてそれがまた人生を楽しめる健康体へと導いてくれるはずです。
最後にやはり、子宮頚がんは予防接種(若い頃)と検診に尽きると声を大にして言いたいです!
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