昨日はマンション内のAさん宅に呼ばれて、Bさんと3人で久しぶりにおしゃべりできました。
Aさんと私は未亡人、Bさんには5歳年下(私と同学年)のご主人がいらっしゃいます。
未亡人:非未亡人=2:1 Aさん72歳、Bさん70歳、私64歳と私が一番下なんでした。
今回は、ブログに書き残すことに了解を得ていないので、単にAさん、Bさんとして書きます。
シニアが3人寄れば、病気の話しから始まる
Aさん宅にお邪魔して、昨日は2時間半ほどおしゃべりしてきました。
この年齢が集まれば、必ずどこが悪い、そこが悪いの「病気」の話しから始まります。
Aさんは糖尿病、コレステロール、高血圧と生活習慣病の薬を飲んでいるそうです。
でも、元気な時はデパ地下への食糧の買い出しにも出かけられるよう薬でコントロールしていて立派。
もうすぐ白内障の手術をするために、その前の説明に身内か知り合いでも、もう1人聞く人がいるとのこと。
隣の市に住む実のお姉さんに頼んだそうです。未亡人歴3年の彼女はお子さんもいない「おひとりさま」
私もその話しを聞いて、今年は息子も遠くなるし、病気ができないなぁと思ったりしました。
一方のBさんは、じっとしていられない活動的でジムにも通う超元気派タイプ。
65歳までにどこにも異常がなく健康に歳を重ねてきた健康優良シニアです。
前々日には、Aさんと私に、夫たちのお彼岸の小さなお花のアレンジメントを持ってきてくれました。
前日は日帰りバスツアーで、唐津まで行ってきたとかで、お土産の丸ボウロなどをいただきました。
目だけが、片方の見えが悪いだけで、目が見えるうちに行きたい所に行き、やりたいことをやる主義にしたそう。
人間ドックも定期的に受けてあるらしく、内科的にはどこも問題のない70歳は立派過ぎるでしょう!
私はといえば、生活習慣病は今のところ薬を飲むほどではないけど、不定愁訴が多くて生活の質は一番悪い。
今日は、1月に検査に行った泌尿器科の再来に行ってきました。明日、記事はアップ予定です。
尿の出が悪いこと、薬で血圧低下を言ったら、「まぁ、いつまでも病院と縁が切れないねぇ」とBさん。
お元気で65歳を超えた方には絶対にわかっていただけないこと、それは私もよくわかっています。
それはそれで仕方のないこと、経験しないとわからないものなんです、人間は。
そんな哀れみの言葉もいただきながら、後遺症に関する不定愁訴は尽きないのだから、耳スルーしました。
この辺りから、Bさんの人間性を疑問視するような初めての言葉や発見がありました。
Bさんは、ご自分は目の病気以外は、至ってお元気、1日1万歩を歩く強者です。
「男性は働け 病弱は悪」 近づいてはいけない人の信念に恐怖
話しは色々と巡り、Aさんと私は夫を亡くしている、私は未亡人歴22年になろうとしている、Aさんは3年。
夫の話しになり、私が「うちの夫は通常業務の上に、自分の職場の産業医まで無給でやっていたんですよ。バカですよねぇ」と言いました。
すると、Bさんには「ワハハハ」と大声で笑われました。言葉はなかったのだけど。
私は慌てて「紺屋の白袴、医者の不養生そのものですよねぇ、まったく」とショックを隠しました。
21年以上も前のことだけど、初めて話したことなので今笑われても仕方ないのですが…
好きでやっていたのでもなく、肝臓への腹腔鏡も、産業医も上司の命令だったのです。
産業医として、1000人ほどいる医療スタッフの検査データを持ち帰り、私も息子もパソコンへのデータ入力を手伝ったこともありました。
そんな最悪の職場環境で断らなかった夫が一番バカですが、当時はまだ断れる雰囲気ではなかったのです。
それを大笑いされて、少し悲しくなりました。もう年月が癒してはくれていますが…
Aさんのご主人はコロナ禍の少し前に半年余りで、苦しんで大腸がんで亡くなられました。
お子さんもいないAさんは、寂しい限りと思います。
Bさんが「Aさんのご主人は苦しそうだったものね。苦しい時間は短いほうがよかったよ。転院先の病院もあまりよくなかったね」と言いました。
私も「もう数日で70歳という時だったんですね。苦しかったのなら、それでよかったのかもしれませんね」としか言えませんでした。
そして、Bさんは自分の旦那さまのことを話し始められてからが、本音が炸裂した感じでした。
Bさんの旦那さまはコロナ禍前に国の指定難病の筋肉が萎縮していく膠原病で3カ月入院されたとのこと。
今も強いステロイドが欠かせない病気ながら、来年度までは公務員の延長でお勤めされています。
Bさん自身も60歳まで公務員、69歳まで週に3日はパートをしてありましたから、強くでられるんでしょう。
Bさん曰く、「あの人は運転と歩くことしかできない人なのよ」「重いものも抱えさせられない」
また、「朝も遅い出勤だと、こっちはイライラしてしまう。早く仕事に行かないかと思うのよ」
「男は70歳までは仕事してもらわないと。私が仕事先を探すから。家に男がずっといてもらったら煩わしい」とまで仰ったのには驚きました。
お子さん2人も結婚されて、お孫さんにも恵まれ、経済的にも何の不自由もない生活。
5歳も年下の旦那さんと結婚できたことはBさんが魅力的だったのでしょう。
でも昨日の旦那さんに対する発言や、私の夫の重労働を笑われたのには、Bさんの人間性を疑い始めました。
Bさんって、「善人を装った悪魔?」「ひょっとして実母と同じお金の亡者?」と思ってしまった私。
ちゃんと生きてくれていて、仕事もシッカリしてある旦那さまが可哀そうになりました。
世の中、すべてはお金? 健康でない旦那さまに一層腹が立つのでしょうね。
Bさんの意外な一面を垣間見て、人の本性ってわからないものだと恐ろしくなりました。
うちの母と少し同じ匂いを感じました。
ずっと病気知らずで来た人の傲慢さ、溢れる自信に、恐怖を感じ、少し付き合い方を考えるいい機会をいただいたと思いました。
もし、これを男性が読んでくださっていたら、どう思われるでしょうか? 嫌ですよねぇ、こんな嫁。
65歳まで健康できた方は、先は長いですよ~100歳は覚悟しないといけないでしょう。
冷たいようですが、その時にBさんだって、どこか体調を崩したり、認知症になったりもあり得るのに。
縁あって同じマンションに住むことになった私たちだから、繋がりは大事にしたいのですが。。。
自分が元気だからといって、少しの想像力にすら欠ける残念な人、近づきすぎないようにしないと火傷しますね。
お読みいただき有り難うございます。アイコンをクリックいただけますと幸いですm(__)m
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