仲の良い家族や兄弟・姉妹の話しを聞くと、とってもいいなぁと思ってしまいます。
実際には私が会って聞けた数から考えると、特に「兄弟・姉妹」は大人になってからも仲がいいという人のほうがはるかに少ないのです。
まず我が家の話しになりますが、父方の兄弟姉妹はK子叔母をはじめ3姉妹しか遺っていませんが、仲が良く今もK子叔母が関西から時折電話で話しているようです。
亡父方の伯母は96歳、M子叔母87歳、K子叔母85歳、みな長男だった父親を慕っていました。
父が成人する前に亡くなってしまった祖父の事業を引き継いで、若くから大家族を養ってきたからだったでしょう。
一方、母方の兄弟姉妹はいつごろからか、全く連絡も取らない、不仲も不仲の関係になってしまいました。
それは、亡母と母の妹だった叔母とがお互いに気が強くて、不仲になったのが原因と叔父の奥さんから聞きました。
その叔父の奥さんT子叔母は「なぜ、あそこまで兄弟姉妹仲が悪いのかわからない。私のほうはみな仲が良いのに」と嘆いていました。
兄弟が多かった親世代は、特にその中の2人くらいが仲が悪くなると全員に波及する感じがしました。
私たち世代になると、子どもの数も多くても3~4人になっていますから、そんなに難しくもないと思いきや・・
よくよく聞くと、友人、知人も自分の兄弟・姉妹とは連絡もしない、一切知らないという人が多いのです。
関東に結婚していった友人たちも、兄弟・姉妹と仲良くしているという話しは全く聞きません。
結婚で離れてしまったり、同じ関東にはいるけど、どんな生活しているかも知らないと言います。
だから私も妹との不仲をそこまで案じてはいませんでした。
大人になって配偶者がついて、家を出るとみんなそんなもんだろうと、実は今も思っています。
同じ親から生れても、成長過程でそれぞれに兄弟・姉妹を意識したことってそんなにはなかった気がします。
決定的に面倒で難しくなるのは、結婚することで今まで同じ親の元で同じ環境だったのが、配偶者によって生活全体が全く違ってくるからだと今は確信しています。
子ども時代や結婚して間がない頃は、まだ私も妹夫婦とは実家で会ったりと連絡は取り合っていました。
それでも、お互いに子どもの頃のことや配偶者には隠したいことまで知っている私たち姉妹は、お互いがいつごろからか面倒な煙たい存在になっていきました。
妹は、瞼を自力で一重から二重にしたことは旦那さんには知られたくないだろうし、調べればわかることだけど、血液型もA型なのにB型と偽っています。それゆえ、子どもを産みたくなかったのか??
私も小学校高学年から痩せてきて、栄養失調のように痩せて赤ぶち眼鏡をかけて、みっともない中学生だったこと。高校で食べれるようになり少し太れましたが。
そんな色んな要因で、結婚してしまったらそちらの生活が大切になり、兄弟・姉妹のことなど忘れるくらいの存在になってきます。
そして、親の健康状態が悪くなるくらいから、また連絡を取らざるを得なくなり、義務の押し付け合いになって仲違いすることが多いのではと想像します。
兄弟・姉妹はとかく大人になってからは、面倒な関係になってしまうことが多い気がして残念です。
けど、子ども時代は兄弟・姉妹がいることは、お互いの刺激になり、ミニ社会を生きて、実社会でもコミュニケーション能力が磨かれたりといいことが多いのも事実です。
うちの息子のような1人っ子は家で競争していませんから、ボヤっとしていて、コミュニケーション力も育ちにくいのかもしれません。
思うに2つ違いくらいの兄弟あるいは姉妹は、どうしようもなくお互いがライバル意識が強すぎて不仲になりがちと思います。
ことに長男・長女より2番目に生まれたほうが、頭が回り、クールな場合が多いと言えます。
4歳以上離れると、もうライバルにはなりようがなく、可愛がる対象になってきます。
親は自分たちの欲望で突っ走るのではなく、ちゃんとした家族計画があったほうが後々上手くいくと周りと自分の家族を見ても思うことしきりなんです。
これはあくまで子どもが自然とできる夫婦においての話しです。不妊治療をしてしか授からない場合はそこまで考えるゆとりはないと思います。
夫婦も、兄弟・姉妹も、家族も仲が良いことが理想ですが、そうはいかないのが現実です。
ささいな行き違いが膨大な問題に発展したりと人間は感情の動物ですからね。
しかし、結論としては、仲が悪いより、仲が良いほうがはるかに心穏やかに生きられますね。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝、感謝ですm(__)m
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