早くも2月に入り、今のところ家での暮らしだけでは現状維持をしている。
昨夜午後8時過ぎにリンパ浮腫友Mさんより電話があった。
「NHKの総合を見て! あなたが言ってた手術のことをやってるよ」
すぐさまスイッチを入れて見た。
ちょうど下肢リンパ浮腫の患者さんのリンパ管と静脈を吻合している映像が目に入った。
リンパ浮腫だけではなく、色々な部分の再建をやっているマイクロサージャリーの今や第一人者らしい。
山本 匠(たくみ)医師。
その名の通り、匠の技でどんなに微細なものも吻合してしまう技術に圧倒された。
弱冠41歳にして、その名は世界に轟いているようだ。
「ああ~、私が求めている先生がおられた~」と思ったが・・
しかし、東京だ。九州からは行くだけで、疲れてしまう遠さ。
私のようなリンパ浮腫患者には、無理なんだなぁ。
Mさんから、番組終わりかけに再度電話あり、スマホでその医師を検索したらしい。
何でも早いMさん82歳。
私もその後、検索してみる。山本 匠医師 ←クリックすると詳しいことがわかります
国立国際医療研究センターの再建外科医、国際リンパ浮腫センター、センター長なんだと。
マイクロサージャリーより更に微細なスーパーマイクロサージャリーが可能な方だった。
私が関東在住ならば、是非山本医師の執刀を受けたい。
技術も医師としても患者への思いも素晴らしい方のようにお見受けした。
「難しい手術が楽しい」と言える技量と器には、手術は山本医師の遊びなのかもしれないとも思った。
「不安で先が見えない状況の人を救い出してあげたい」とも仰った。
風貌は、大学生くらいにも見える可愛いマスク、若さに驚いた。
関東在住でリンパ浮腫で悩んでおられる方には光ではないだろうか。
でも、人気が出過ぎて、手術までにかかる時間がすごく長いんじゃないかと思った。
こういう手術が世界標準になるまでには相当の時間がかかるだろう。
私の存命中は無理だ。もう少し若かったら、もう少し足が悪化していなかったら・・
一昨年の夏はパソコンで横浜国大の前川二郎先生の話しを聴いて、その進歩に驚いてもいる。
その前川先生も大学は定年退職されたようだ。
いずれも関東の方は有利だな。
私は足を細くしたいわけではない。炎症を起こすことを減らしたい、それだけなのだ。
思うことは多いが、昨秋に東京へも行けなかった私は当地で考えるしかない。
Mさんからの電話で話したのは、
「こんな光の当たらない誰もがやりたがらない隙間医療をやってくださる医師が表舞台に現れた」
ということ。
ただ、まだ彼が特異的に凄いだけで、後進が育つ環境があるかどうかはわからない。
どうか、「一生治らない病気(後遺症)」と言われる「リンパ浮腫患者」を救っていただきたい。
そういう道を切り開いていってほしいと心から願った。
「希望をつなぐ」「再建するのは人生」 まさに私の欲していることだった。
見逃した方は、スマホにNHK+のアプリを入れると、1週間は見られます。無料です。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m
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