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リンパ浮腫の足のためには犠牲がいっぱい そうならないためには予防です

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足の挙上のための足まくら

リンパ浮腫患者に必須のもの

リンパ浮腫になってしまったら、色々な生活の工夫、モノのためにお金がかかります。

それに、足をケアする時間も、なにもなかった頃に比べると、大幅にかかってしまいます。

何から何まで、ササッと動ける身体ではなくなります。

必要なもののリスト

1 寝る時に足を挙げるための足まくら(必ず)

2 弾性ストッキング(洗い替えも含めて数足)(必ず)

3 患肢の保湿のための軟膏またはローション(必ず)

4 エアボウェーブ (寝る時に履いて寝ると、翌朝浮腫みが軽減)

5 バンデージのための、指包帯から弾性包帯一式

これだけ揃えるだけでも、かなりの出費になります。

足枕はちょうどいい高さを選ぶまでに時間が。低すぎても高すぎてもよくないのです。

2と4と5は、医療用装具として、保険適応されて3割負担です。が、元が高価です~

指包帯から、ネットを履き、柔らかい綿やスポンジを間に、弾性包帯で巻く作業は、根気と時間がかかります。

そうして巻き上げて、今度は歩くのです。リンパ液を心臓に戻す必要があるんです。

エアボウェーブ 片足
ヒルドイド軟膏
指包帯とネット 弾性包帯各種

これを毎日、キチンとやれば、ひどくなることもないのでしょうけど。

そんなことは、普通の人はできません

家事もありますし、子育て、仕事、介護と、特に女性は時間がとられます

朝もちゃんと保湿をして、弾性ストッキング着用までに、私は30分弱かかってます。

本当に QOL が下がるのです。

特に、私は気温が26℃を超えるあたりから、浮腫みがひどくなります。

試行錯誤しながらも、頑張って、リンパ浮腫と共生して17年。

合併症の 蜂窩織炎 を起こすようになると、抗生物質とただひたすらの安静しかありません。

こうならないためにも、婦人科系のがんの方は予防がことのほか大事になります

早めに、圧の低い弾性ストッキング着用を始める、皮膚の保湿ケアをすることです。

なってしまってからは、虫刺されなどから 蜂窩織炎 を起こしたりもします。

土いじりなども、積極的にはできなくなります。

何しろ、制約が多くなり、「生活の質」が落ちるので、ならないように心がけていただきたいです。

セルフリンパドレナージも習いましたが、できません

12年ほど前の講習会が大学病院であった時のこと。

セラピストの先生から、セルフリンパドレナージも習うには習ったのですが・・。

普通のマッサージとは真逆の順番なんです!

多分、足先からどんどん太いほうへマッサージするのが普通でしょう。

リンパ浮腫患者のセルフドレナージは、まず鎖骨の柔らかなマッサージから。

そして、肩甲骨を回すのです。脇の下の大きなリンパ節を空けます。

そして、患肢の側の脇の下から、うすい皮膚だけを動かす感じで脇の下へ流します。

ウエストあたりは入念に。

そして、お尻と足のつなぎ目も重要です。やっと足に。

これも、少しづつ、丁寧に弱い力で、皮膚をずらすように逆向きに空けていくのです。

言葉だけでは伝わりません。そして、これまた根気と時間がいるのです😢

だから、ドレナージの先生にお願いすることになるのです

これは保険が効かず、10割なので、多くて1か月に1回ですね、普通の人は。

約1時間のドレナージで6000円と消費税がかかります。

昨日もリンパ浮腫仲間のMさんと話しました。

Mさん
Mさん

リンパ浮腫になってからが、数百万円のお金がかかっているよ。

私

うん、そうですね、こんなにお金のかかる病気で、一生治らないとは思ってもみなかったですよね。

Mさんは、蜂窩織炎をそんなに起こさないので、コンスタントにドレナージに行けて、浮腫んではいても、柔らかさを維持

は、繰り返した蜂窩織炎のせいで、皮膚が少し硬化していて、赤みもあります。

今月のドレナージの予約も入れてきました。大学病院に近いのです。

どうか、婦人科がんの術後の方、くれぐれも無理はしないで、リンパ浮腫にならないように

無理するなと言われても、お姫様じゃないんだから~って声が聞こえてきそうですが。

ちゃんと予防して、蜂窩織炎が先にきたら、すぐに婦人科、皮膚科で診ていただいてください

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