2020年の春、「愛の不時着」からヒョンビン沼にハマってから、数々の韓流ドラマを見てきました。
時は経ち、「推し」のヒョンビンも結婚して、父親になろうとしています。
ヒョンビン熱は冷めました~。
韓流ドラマをこの辺で振り返って、どれも捨てがたいドラマも多い中、これは「推し」だ!という5つのドラマを選びました。
5つに絞ると、なんと「愛の不時着」は入りません!ヒョンビンに一時的に魅了されただけでしたぁ😅
私は飽きっぽいのか、イケメンにときめいても2年が限界みたいです💦
「海街チャチャチャ」もラブコメでいいのですが、私はやはりヒューマンドラマ系が好きですね。
1 未生(ミセン)
もうこれは、涙なしには見られない、韓流ドラマの最高傑作だと思います。
囲碁棋士を目指していた、母子家庭のチャン・グレ役のイム・シワン君が可愛すぎました。
棋士になることを諦めた26歳の青年が、お母さんのツテで総合商社のインターンに採用されます。
4人の同期の中で、1人だけ大卒ではない彼は、数々のいじめや嫌がらせを受けます。
過酷ともいえる競争社会の中で、素晴らしい上司との出会いによって、彼は才能を見出されます。
オ課長役のイ・ソンミンさんもいい演技してますね。大好きになりました。
オ課長の導きで、チャン・グレ君も、一緒に仕事ができる環境に落ち着きます。
サラリーマン人生で、いや、すべての人の生き方に、どんな人との出会いがあるかで未来が決まるといってもいいことの証明みたいなドラマです。
どんな人と関われるか、出会いが人生を決定するといっても過言ではない事実を教えてくれます。
泣けて、泣けて、最後はハッピーに終わることで、みんな勇気をもらえます。最高です!
ミセン Wikipediaより
2 刑務所のルールブック
メジャーリーグへ行くことが期待されていた有名野球選手が、やむなく刑務所に収監されてしまってからの、刑務所内の人間模様です。
それが、コメディーっぽく描かれているところが、絶妙に上手いと思いました。
アメリカ映画「ショー・シャンクの空に」の刑務所シーンをオマージュしたかのような刑務所でのお話し。
けど、もっとクスっと笑える場面あり、色々な受刑者の個性が絡み合って、面白く描かれてます。
主人公の投手の親友が刑務所職員で(実際にはそんなことありそうにないけど)、いい人になってます。
ペン刑務部長もコミカルに描かれていて、刑務所の中の話しでありながら、ホッとさせられます。
日本のドラマでは描けない、刑務所内での人間のあり方、生き方が映像化できるって凄いと感動します。
刑務所のルールブック Wikipediaより
3 椿の花咲く頃
離婚して、女手一つで息子を育てようとしているドンベクが、偏見や差別に負けないで新しい恋人と幸せをつかむお話し。
母子家庭には共感が大きい作品です。相手役の警察官にカン・ハヌル君(ミセンにも出演)も主役です。
小さな田舎町に、料理店を開業し繁盛するも、ちょっとサスペンスに巻き込まれ、ハラハラもします。
認知症とみせかけた「お母さん」役のイ・ジョンウンさんも韓流ドラマでは多数出演。
どんな役もみごとに演じ分けていて、脇役なのにすごいと思わせられます。
どこの国にも、母子家庭には差別や偏見があるのは一緒なんだなぁと涙が出ます。
普通の人たちの普通のドラマ、2019年の韓国芸術大賞をとっています。
(「愛の不時着」のヒョンビンはこの年、大統領賞を受賞しています)
椿の花咲く頃 Wikipediaより
4 私たちのブルース
韓国の俳優さんの豪華キャストで、コロナ禍の中総力で作られただろう作品でした。
まず、「ミスター・サンシャイン」のあのイ・ビョンホンが、済州島の漁師村の行商人役をやるのです。
それがまた普通に描かれていて、一番のみどころでしょうか。
最初は、イ・ジョンウンさんが村の魚屋さんの女社長をうまく演じています。
数話ごとに主人公が街中の色々な人に入れ替わり、それで全編がまとまっています。
若い高校生の頃から済州島で大人になっても続く友情だったり、戻って来た人との話しありです。
日本でいえば、九州の片田舎の数十年にわたる、人と人が織りなす人間模様って感じでしょうか。
人口が日本の半分の韓国、俳優さんの数も半分だとしたら、俳優さんがあれこれの作品に出るのは当然でしょうね。
オールコリアンアクターの全力投入作、これは今年の大賞ではないでしょうか。
私たちのブルース Wikipediaより
5 ウ・ヨンウ弁護士は天才肌
主演のパク・ウンビンさんが「恋慕」主演の世子(せし)役と同一人物と気づいて、その役になり切る姿に驚きました。
「自閉症スペクトラム障害」を持つけど、IQはすごい、日本での六法全書を丸暗記できる頭脳の持ち主。
だけどごく普通の生活はできないところが、障害となって現れるという設定。まだ26歳の役です。
食事は海苔巻き(キンパ)しか食べられないとか、クジラに異常に詳しいとか、回転ドアを抜けられないとか、普通のことができません。
でも、弁護士としてのヒラメキや、法律が歩いているような頭脳は天才としか言いようがない女性。
数々の困難な裁判をヒラメキや頭にある法律の条文で、次々に解決へ導くさまは痛快です。
途中で出てくる、クジラやイルカのCGに相当なお金がかかっているらしいことを知りました。
また、総務部のイ・ジュノとの淡い恋も同時進行していき、それもよかったです。
出生に秘密があり、父子家庭ですが、それも最後にはわかります。
つい最近見終わり、コロナ禍での撮影は大変だったのではと想像されます。
「グッドドクター」がアメリカでリメイクされたように、「ウ・ヨンウ」もリメイクされるかもしれません。
ウ・ヨンウ弁護士は天才肌 Wikipediaより
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