マンション内のお友達が、黄斑円孔に!
いつも1階の狭いエントランスにお花を飾ってくれているKaさんに目の病気が発覚しました。
4月初旬に入院し、手術されて、11日に退院されたとのこと。
病名は、「黄斑円孔」
知っている方は眼科の医療従事者か医学生くらいではないでしょうか? それと経験者!
私が知っている目の病気は「白内障」「緑内障」「加齢黄斑変性」「網膜剝離」でした。
目だけでも色々な病気があることに、驚きました。
人間という生物を脅かす病気は、もう数限りないこと・・
「死」には直結しないものの、QOLをすごく落としかねないことを改めて知らされました。
(毎回言いますが、私のリンパ浮腫、合併症の蜂窩織炎もQOLが爆下がりです)
Kaさんから聞いた、症状を書いておきます。
最近テレビを買い替えて、何気なく見ていたら、「このテレビ映りがが悪いなぁ」と思ったそう。
Kaさん 「このテレビ、新しいのに、なんか映りが悪いね。」
ご主人 「そんなことないよ、綺麗に映ってるじゃないか!」
そこで、Kaさんは初めて、片目づつでテレビを見たらしい。
そしたら、なんと、右目だけで見た時の見えなさに愕然としたそう!
両目で見ていたら、全く気がつかなかったことが、初めて右目に異変が起こっていることを認識。
眼科で視力を測ったら右0.2、左は1.5だったそうです。
夕方、運転している時も、やけに信号がぼやけているなぁとは思っていたそう。
でも、アルバイト先の近所の眼科(分院)で診てもらうまでは、ちょっと目薬をさせばよくなると思っていたらしい。
ところが、その日、先生は「紹介状を書きますから、本院にて早めに手術を受けてください」と仰ったそう。
それからは、Kaさんの行動は早かった。
車も売って、駐車場も解約、手術に向けて病院からの目薬をさして、手術を待ったそうです。
今はGoogle先生の検索で「黄斑円孔」と調べたら、色々な病院の説明サイトが出てきます!
その一部を
こちらの説明が一番詳しく、わかりやすかったので、ご参考までに。
Kaさんは視力も悪くなく、なりやすい人には当てはまらなかったのに、なる時はなるのですね。
最初は黄斑変性の症状からくるようですが、両目で見ていると気がつかない場合が多いそうです。
放っておくと、最悪失明することもあるそうですから、怖い病気ですね。
手術が早くて、術後も約1週間で退院できたKaさんは、TVを買い替えてよかったのかもしれません!
新しいTVが教えてくれたようなものだと。
手術後がまさに大変だったそうです。
うつ伏せにしか寝られないらしいのです!
どうやって「うつ伏せ寝」ができるのか??、素人は全くわかりません。寝られるの❓
手術は、瞼の内側を麻酔する時はがかなり痛みがあったそうですが、その後は全くわからないまま。
1時間かかって手術は終わったそうです。意識はあるままで。
じっとしてられないKaさん、お茶に呼んでくれました
逆に、話を聞いていた私かIhさんが、「お疲れ様でした」とお茶に招くところを・・・
Kaさんは元来がお元気な方、じっとして、おとなしくしてられない方なのです。
自ら、「お茶にきませんか?」と連絡がありました。ありがたや~
Ihさんは2年前に未亡人、私は未亡人歴20年の暇であるはずの人間なのに、家が汚いのですよ。
それに比べ、Kaさんは、いつも人を招けるようなお部屋がいつも綺麗に整っています。
図々しくも、私たち2人は招かれて、ティータイム。
そこで、どうやって「うつ伏せ寝」ができたのか、興味津々の私たち。
まず、額に▽(三角形のスポンジみたいなもの)をあてて、顎から耳までくらいのU字型スポンジをあてるそうです。
そうすると、目が布団に当たらないように空間ができるようになっているそうです。
胸にも苦しくないように、少し厚みのあるスポンジ状のものをあてて、その姿勢でうつ伏せ寝!
想像しただけでも、寝られたもんじゃないよぉ~。
Kaさんも、なかなか寝られなかったと仰ってました。当然ですね~
「頭ではわかっていても、身体は動きたがっているのよ~」とKaさん。
眼内へ医療用のガスを入れて、網膜を内側から膨らますらしいのです。
そうしたら、網膜にあいた円い孔が塞がりやすくなるそう。
最初の数日が特に大事で数週間もすると塞がるとのこと。
ガスは軽いから、下向きじゃないと角膜方向に上がってくるのでしょう。
何となく、手術の意味がわかってきました。
Kaさんは、色々と身体の検診には行ってたけど、目だけは行ってなかったと。
そんなものなのかなぁ、病魔はどんな人にもやってきますね。
お花もいつも飾ってくださり、お仕事もして、1日一万歩を歩いている健康的なKaさん。
そんな方にも弱点があったとは。
9日間の入院で、動かないから、筋力低下を感じるとも仰ってました。
9日間でも、シニアになると、どんどん筋力落ちるんですね。はぁ~
現代の医療に驚きと感謝
今を生きているからこそ、病気がわかり、手術もできて、最悪を避けられる場合もあるのです。
この医療の発達に貢献された、世界中の多くの方々に、凡人はひたすら驚愕とそして感謝です。
Kaさんも「命に関わる病気じゃなかったことをいいことにして、これからも頑張らないとね」と前向きなお言葉。
同時に「白内障」のレンズも入れられたそうです、が今も右目の視力は回復していないそうです。
それと数時間おきの目薬に追われていると、言ってました。きっと日にち薬なんでしょう。
「人間、いつどうなるかなんて、60歳過ぎたら、本当にわかりませんね~」と3人。
でも、これだけQOLを保てる医療の恩恵を受けられるのは、有り難いことですよね。
人はいつか必ず死ぬのだけど、それまでは「明るく、楽しく生きたいよね」と。
美味しいバームクーヘンと紅茶をいただきながら、語り合ったことでした。
身近な方の病気で、意外な緊張感も生まれるシニアになった日々です。
シニアの皆さまもきっとそう感じられているのではないでしょうか。
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