韓流ドラマヒョンビンからBTSへのE子さん Love yourself
およそ10カ月ぶりに、関東の同級生E子さんと、昨日午後からTV電話。なんと6時間!
「愛の不時着」をきっかけに、私が韓流ドラマ沼にハマることになった友人です。
娘さん2人の母親でもある彼女は、流行に敏感な、しかも努力家の女性。
お互いに「大学時代、もっとちゃんと勉強しておけばよかった」が口癖の私たち。
でも、彼女は子育て終了後、東京まで大学院に通い、英語・日本語の教師に。
今もオンラインで、日本人に英語を、外国人に日本語を教えているそうなんです。
自分でも稼げていることは、私からみたらすご~く羨ましく、素晴らしいこと。
最初は、今見ている韓流ドラマの話から。
同じようなドラマを見ているので、話も合って、「日本のドラマとは何かが違う」と同意見。
最近では「二十五、二十一」「私の解放日誌」を見終わり、「私たちのブルース」があと4話。
どれも、ここまで描くかというような人間の気持ちの描き方やセリフには、見る側の心をつかまれます。
「私たちのブルース」が今年の大賞ではないかと、お互いに同意見でした。
そして、ファンクラブまで入った私たちの王子様「ヒョンビン」は結婚してしまいました。
「不時着」以来、極端に露出が減って、ヒョンビンのファンとしては残念な思いをしているんです。
私は、今年でファンクラブ止めることにしようと思ってました。
そしたら、彼女も「結婚してまで、ファンミーティングはないよね」と。
そしてE子さんは、次なる標的を見つけていました!!
それは BTS (防弾少年団)!! 若い~感覚が若いよ~!
確かに今、ホワイトハイスにまで行って、バイデン大統領と話もしているとか。
国連で「Permission to dance」という曲を歌ったとか。
歌にもなったらしい Love yourself というコンセプトもいいです。
「自分自身を愛しましょう」「自分を大切に」は本当に大事なこと!
ワールドワイドであることには、間違いない。楽曲もいいのはわかります。
E子さんは、英語はペラペラ、ハングルもかなり力を入れて勉強中とのこと。
日本にとどまらない、世界に目が行く人なんです。
私のようにせま~い世界で生きている人間とは、スケールが違うんです。
だから、面白い!!刺激を受けます。
が、BTSにハマれるかというと、そこは、私にはちょっと無理かな~。
ヒョンビンの「愛の不時着」は韓流ドラマ視聴、ハングルの勉強のきっかけにはなりました。
しかし、BTSを布教されても、そこまでの熱気、若さはなし、トレンド追いは無理っぽ。
息子には以前「お母さんは、だいたい2年で飽きることがわかってる。前のデルピエロも2年で本を捨てたでしょ。」と。
よく見られていますね、子どもには笑笑
ヒョンビンは、飽きたわけではないのだけど、ドラマ出演がないのです。
そして、韓流ドラマ沼からは、まだ抜け出せそうにないのも事実なんです。
シニアになった私たちの今後の生活と彼女の娘さんの結婚
彼女の次女さんが、昨年夏に入籍されました。まだ28歳 ←私たち世代ではもう遅い歳なり
リケジョの娘さんも旦那さまも、東京の大手一部上場企業勤務のパワーカップル。
大学院の先輩らしい。お友達の結婚式で出会ったのだとか。
娘さんお2人も優秀。結婚はなぜか、次女さんが先だと。
もう、いまや周りはお子さんたちの結婚の時期で、そういう話ばっかりになりました。
何も変化がないのが我が家。1人しかいない子どもが結婚の気配もありません。
羨ましいけど、こればっかりは縁だし、どんな生き方もありと頭ではわかっています。
そして、もうすぐまた一つ歳をとる私たちは、年金の話になりました。
大学時代から40年、「あの頃は若かったねぇ~。怖いもの知らずだったよね。」と私。
「私たちも、いよいよ年金の話をする歳になっちゃったよ」
もう主人が勤めを辞めたから、年金暮らしになったのだけどね。今、主人に例えば家を追い出されたら、行くところもないのよ。私の年金はお勤めしていた頃の10万円と国民年金だけだから、とても暮らして行けそうにない。
E子さんが追い出されることはないでしょ。
でも、現実問題、もし離婚したくても家もご主人名義だったら、
そういうことになりかねないってことよね。
離婚したくても、できないのは、専業主婦になった女性の年金
だけでは、生活が自由ではなくなるのね。
うん、だから穏便に生活するためには、主人に長生きしてもらうこと。そのためには、食事をキチンと作ることと自分が健康でいることしかないわ。子どもたちには、事務手続き以外の迷惑はかけたくないもの。
ご主人は長生きされるわよ。
ちゃんとあれだけのお昼ごはんを毎日作ってるもの。
ご主人は言わないだけで、感謝してあると思うよ。
大丈夫よ!
結局、私はそういう生き方しかしてこなかったってこと。今さらながら、仕事を続ける意味を感じるわぁ。だから、娘たちには、使える援助は何でも使って、仕事を辞めないことって言ってるの。
E子さんの口から、こんな弱気の発言が出るなんて予想もしていませんでした。
そんなこと言われたら、私は一体どういう生き方をしてきたと言えるでしょうか??
「行き当たりばったり」「その日暮らし」だったような。
40年以上勤続のご主人の厚生年金額は、相当なものでしょう。
大手自動車メーカー勤務を終えられたご主人の年金は、多分亡くなられた後の遺族年金よりはるかに多いはず。
「情」だけになった夫婦でも、いたわり合って暮らさねば、女性は困窮するという現実。
E子さんは、流行りの Instagram に、2年ほど、ほぼ毎日くらいお昼ごはんの写真をあげてる。
いつも「美味しそうだな~」と、彼女と暮らしたら健康でいられそうなんて思っていました。
ご主人のお母さまも94歳で九州で、サ高住に住まわれているとうこと。
長生きの家系みたいで、E子さんは安泰だと思います。
それでも、「追い出されたら」なんて考えるものなのねぇ。
確かに一時コロナ禍になってから、ご主人とずっと一緒に家にいるのが耐えられないと言ってた時期もありました。
今後の生活を具体的に考えないといけなくなったら、ご主人に対する感情も変わったみたい。
仕方がないよね、女性は子どもを産む前後はどうしても仕事をしていられる状況じゃない。
若い女性が子どもを産みやすくする政策がなければ、仕事は続けられないですよ。
産休をキチンと取れる大手企業で、娘さんたちは安心なのに、心配しているE子さん。
秋に挙式だそうだけど、もう入籍済みで一緒に暮らしているらしい娘さん。
「娘が、ご飯も作りながら、仕事もしているかと思うと、切ないわぁ」とE子さん。
娘さんの親だったら、そう思ってしまうのもうなづける話しです。
E子さんのことだから、いざお孫さん誕生となれば、いそいそとお手伝いに行くはず。
今だって、90歳のお母さんを九州から近所の施設に呼び寄せて、お世話をしているんだもの。
私のような自分の健康すらあやうい未亡人とは、全然生活自体が違うのです。
そんなこんな話しで、6時間にわたり積もる話しをした私たち💦
未亡人の私は、すでに21年前から遺族年金生活だけど、私は恵まれている遺族年金生活者。
夫が職場で倒れたために、「労災遺族年金」が支給されています。
それは夫が命を削って、職務を全うしたことが認められたから。
職場の方々にも恵まれていたし、1回だけの反論の機会の弁護士さんにも恵まれました。
だから、職場と喧嘩をすることなど考えもせず、損害賠償請求の裁判も一切していません。
弁護士さんは、私が職場を訴えることを期待してあったと思いますが。
そんな体力も気力もありませんでした。
それで、普通の遺族年金よりすこ~しだけ多い年金額をいただいています。
しかし、私が65歳になる来年から、年金額が大きく減ります。
それでも生活していけるのは、「夫のおかげ」と、専業主婦だった私は思います。
これからは、E子さんも私も年金生活にかわりありません。
物価は上がり続けるでしょうから、家計の見直しも必要になってくるでしょう。
「お互いに、今の家で生活できなくなった時は、施設に入る時だね。でも、上に団塊の世代がいらっしゃるから、どうなるかしらね。」とE子さん。
「それまでは、元気で楽しく生きたいね、またね」と長い2人の話しは終わったのでした。
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