体調不安や心配事があると、やっぱり「夫に会いたい」
昨日までの鼻水が止まったと思ったら、今朝からは背中の真ん中辺りが、時折痛みます。
もう未亡人歴20年のベテランになったとはいえ、無性に「夫に会いたい」と思う時があります。
いつもという訳ではないのだけど、やはり、夫のことを忘れた日はないと言っていいでしょう。
今、夫がいてくれたら、どんなおじいさんになっているか、想像したりします。
若白髪で、髪の毛も多かった夫は、多分禿げることはなく、真っ白髪のおじいさんだったかなぁ。
遺影の写真は43歳のまま。
私だけが歳をとり、それこそ、染めなければ真っ白髪になったというのに。
亡くなった人の歳は数えないというけれど、もうすぐ本当の前期高齢者の仲間なんですよ!
マンションでも私以外に、未亡人も少し増えちゃったけど・・
ご夫婦仲良く、お出かけのお姿を見ると、今でも胸がギュッとなることがあります。
でも、平常心を保つ努力を脳がちゃんとして、キチンと笑顔でご挨拶はできますよ。
だけど、心の奥底では、いつまでも「夫に会いたい」「何気ない会話をしたい」があります。
本音ですね。
20年経ってもこうなんですから、ましてや伴侶を亡くして間がない方は、どんなにか・・・
ただ、歳月が、「日にち」が心の傷を癒してくれるのを待つしかないと思います。
体調不安は、自分で診察を受けたり、検査をして、解消する必要はありますね。
仲が悪かったご夫婦はいざ知らず、仲が良かった夫婦に限って、引き裂かれる確率多しと思うのは私だけ?
60年以上連れ添っても、仲がいいのは稀で、喧嘩ばっかりの夫婦だっているのですから。
お孫さんができると、途端に「未来」しか見えなくなる傾向があるのも、友人たちからわかります。
それほど、自分の遺伝子を次世代に遺すということは、人の心を躍らせることなんでしょうね。
韓流ドラマ「二十五、二十一」を見て、フラッシュバック
韓流ドラマ「二十五、二十一」は、フェンシングをする女の子だった頃の回想がメインのお話しなんですが。
主人公の女の子が小学生の時に、お父さんを病気で亡くしているのです。
お母さんから見たら、夫。
そして、時は韓国がIMF通貨危機の頃から2000年以降まで描かれています
(まだ、最後まで見てはいないのですが)
そんな時期に、主人公の女の子は高校生から大人になろうとする頃に、若き記者と恋に落ちます。
お母さんは有名テレビのキャスターとして、強く生きている女性。
母親としてではなく、仕事優先の女性という描かれ方。
11話で、反目しあっていた母娘が許しあい、一緒にお父さんのお墓に行きます。
そこで、いつもは強気のお母さんが、お父さんのお墓に突っ伏したまま、泣いているのです。
強がって、仕事をすることで紛らわしていた、お父さんへの気持ちが決壊したのでしょう。
そこに、とても共感しました。やはり、決壊する時もあるのです、強がっていても。
また、15話、オリンピックで金メダルをもらったお祝いに恋人になった2人は旅行を計画します。
忙しい記者の彼は、旅行当日、あの9.11のアメリカでのテロの取材にアメリカへ行かなくてはならなくなったのです。
ここからは、ドラマではなく私の回想になります。
そこで、私はまたもや、夫を亡くした2001年に引き戻されました。
あの、痛ましいテロ事件、夫の初盆を8月に終え、母と息子と3人でテレビを見ていました。
なんということでしょう、貿易センタービルに飛行機が2機も衝突。
「ああ、戦争になる!!」と私は叫びました。
夫が亡くなってから、まだ3カ月も経っていませんでした。
実際、当時のブッシュ大統領がイラクのことを「イラーキ」と発音するあの音が耳に残っています。
戦争は長く続きました。
もう歴史になって、教科書にも載るくらいの時間は経過したでしょうか。
当時の日本でも、日本人の犠牲者に対する追悼が行われていたと思います。
ああ、そんな時期だった、もうあの時、すでに夫はいなかったのでした。
夫が最後にテレビ映像に対して発した言葉を思い出しました。
大阪の池田小学校に無断で立ち入り、小学生を無差別殺人してしまった犯人に対して。
「とんでもないヤツだ。小学生を無差別に殺すなんて、〇刑だ!」と怒りを露わに。
その後、犯人は実際〇刑になりました。
今日は何故か、韓流ドラマで当時が思い出されて、凹みました。
こんな日もあります。
「生きていくこと」って、理不尽の連続だったりするのですよね。
今日は元気が出せなくて、ごめんなさい。
今夜から、息子が帰って来る予定です。
平日(明日)、休みが取れたらしい。でもGWは保健所へ隔日出勤みたいです。
息子には涙は見せられません。
料理作り、頑張る母親に戻ります。
コメント