毎日を楽しむ、楽天的な関西の叔母さんです
K子叔母さんは、亡き父の妹にあたる叔母です。
関西在住。親類の中では、唯一の九州から脱出しています。
父は8人兄弟、父の下の妹3人の真ん中。あの頃は、兄弟が多かったのですね。
私との共通点は、地元の高校が一緒ということ。制服まで同じなんですね。
ちょうど私より20歳上、84歳になったばかり、寅年なんですね。実母より5歳下。
母といってもいいくらいに慕っています。
それは、人間的に尊敬できることが一番です。
〇 まず健康である
〇 有言実行
〇 嘘をつかない
〇 ユーモアのセンスがある
〇 妻としても、母としても立派
〇 おひとりさまだけど、自立していて、楽しんでいる
〇 ガラホもタブも使いこなしている
離れているからよくみえる、ということではないのです。
2020年のお正月から、しょっちゅう電話をし合う仲になりました。
2019年に実母が、介護付き老人ホームに入所してから、会いに行ってくれています。
その時に、私の調子が悪いことを母から聞いたK子叔母が心配して電話をくれました。
それ以前は、筆まめなK子叔母は、毎年、年賀状に必ず何か一筆書いてくれるような人。
少し前にも、「ご無沙汰しているから」と新潟の和菓子・お煎餅を送ってくれました。
いつもは、手作りの大根のお漬物、自分で漬けた梅干し、その他マスクがない時は手作りマスクなど、あげればキリがないほどです。
そして、必ず、自筆の手紙が添えてあります。
「K子叔母ちゃんの宝箱」と呼んでいます。あり合わせのものだけど、温かい気持ちが詰め込まれてる。
2020年のお正月に電話で再会してから、すぐにコロナ騒動になったので、ずっと会えないままです。
ほとんど手作り、洋服も、エプロンや小物もミシンで縫うし、近所のお友達の髪の毛も切ってあげるとか。
庭にはお花もたくさん育てているとのこと。
10年前に旦那さまを亡くし、1人暮らしだけど、K子叔母はいたって健康。
病院には、歯科以外ほとんど行かないとのこと。薬が嫌い。
あの「カーブス」にも週に3日は通っていると。
坂のある一軒家に住んでいるので、今もバイクに乗って、どこへでも移動するらしい。
これは、ちょっと危ない!それだけは気をつけてといつも電話で最後にお願いする。
時には、年下の友人に車で買い物に連れて行ってもらうらしいけど。
コロナ禍でなくなったら、早く九州の姉や妹や、私にも会いに来たいと言ってくれる。
何よりお人柄、人間性に惹かれます、そして気が若い!
K子叔母には、58歳の小学校の校長先生になった息子さんと、55歳の大阪に住む頑張り屋で頭も回る、頼りになる娘さんがいます。
私には、「いとこ」になります。
この娘さんが、また都合よく、娘と息子の2人のお子さんをもうけ、孫が2人。
上の孫娘さんは、この4月に一部上場大手の会社の社会人に。
下の孫息子さんは、関西の大学の2年生に。
この、娘さん一家が、叔母の大きな幸せの根幹になっているみたい。
娘さんの旦那さまは東京に単身赴任中らしい。
娘さん(私より8歳も若い)が、ほぼ叔母の色々な面のことをやってくれているらしい。
「自分のはガラケーだ」と言い張っていたけど。
auは2022年3月でガラケー終了しますよ
娘から何も言ってこーへんから、大丈夫なんと違うかなぁ
3月になって、メールも普通に送れるし、写真添付も出来るので、「ガラホ」であることが判明!
80歳過ぎても、メールはすぐに返信が来るし、絵文字まで使いこなしていらっしゃる。
「かけ放題」をつけてもらっているから、九州の姉や妹、旦那さんの親類にも、よく電話をかけて安否確認をしている。
お元気だから、マメで、人への気遣いができる、素敵な叔母。
孫たち2人も「ばあば、ばあば」と何かにつけ、来てくれて、手紙やお土産をくれるそうだ。
娘さんがまた健康で、お孫さんたちを立派に育てて、コミュニケーション能力も高い。
これからが楽しみで仕方がないという感じの叔母さんなのです。
息子さんのほうは、2度離婚し、今は独身。それがひとつ悩みの種らしい。
校長先生の彼は、少し離れたところに、立派な一軒家を建てて、1人暮らし。
そのため、K子叔母は、週末は息子の1週間の食糧を手作りして、毎週持たせるらしい。
木曜日に買い物に行って、金曜日あたりから下ごしらえ。
土日は、友人たちとも連絡を絶って、食事作りに専念するそう。
それを聞いて、私も、息子に手料理を週末にストックするようになったのです!
叔母は、2日で15品目くらいのおかずを作るらしいです~(はぁ)
それだけでも、私とは明らかな能力差が・・(私は2日で5品くらい、後は平日にも少し)
その時もレシピは、タブを使って、色々と検索するらしいのです。凄い84歳でしょ!!
(これで、月にしたら12万円の遺族年金だけで暮らしているそうなんです)
そして、自分も土日に息子に作り置きした「おかず」で1週間過ごしているそう。
これも、1人暮らしの「生活の知恵」と「息子への愛情」でしょうね。
娘さんには、「甘やかしすぎ」と言われるそうです。
でもね、わかるんです。叔母の気持ちと行動が。
母親は、いくつになっても、息子は可愛くて、心配なんです。
息子のいない、娘さんだけの親御さんには、わかりません、多分ね。
カッターシャツにアイロンがけまでしてあげているそうです。
そんな後方支援があって、いとこの彼は、校長先生というトップになれたのではないかなぁ。
そして、平日は近所のお友達との交流で、忙しくしているそうです。
私が着なくなった服を送っても、喜んでくれるし、明るい色を着るらしい。
なにしろ、嫌味がなく、お世話好きで、ユーモアのある話もするし、話好き。
いつも誰かが叔母を訪ねて来るような人間関係ができてるみたいです。
九州出身なのに、当たり前だけど、すっかり関西弁。
人間味あふれる叔母は、父方の真面目な性格も受け継いで、嘘がない。
あんなに元気な84歳だし、おひとりさまでも淋しくは全くないという。
娘さんからは、85歳でバイクの免許の返納を迫られているという。
「そうなったら、なったで、また考えるわ」とどこまでも楽天的。
あんな叔母に影響を受けることがいっぱいなんです。
あんなふうに歳を重ねられたらいいなぁ、心からそう思います。そう思いませんか?
私はリンパ浮腫と共生して、私なりに残りの日々を楽しく生きたいと思わせてくれる叔母のお話でした。
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