未亡人で病気持ちでもおひとりさまを楽しく生きる!

気持ちが疲れている時に見たくないもの

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かなり九州も冷えてきて、冬が近いことを感じます。

暗くなるのも早くなり、散歩も暖かい時間に行く季節になってます。気分も落ち気味かなぁ。

そういう時には、見たくない光景があります。そういう時に限って見る😥

仲良く散歩する老夫婦です 一番つらいかも

21年も経つのに・・、元気な時はもう見過ごせるんですけど、なんだか落ち込んでいる時は堪えます。

同じマンションのUさんご夫妻、私より10歳年上の団塊の世代のお2人が揃ってお散歩でした

奥さんは朝が早くていつも朝散歩していると聞いていましたが、寒くなって午後の散歩に変えたみたい。

旦那さんは夜型らしく、私と散歩の時間が同じくらいで、よくお見かけしてました。

日曜日は、料理で足が浮腫んでしまい、少し歩かないとと思って散歩に出たらUさん夫妻の散歩帰りに出会いました。

ただUさんに手を振って道ですれ違いましたが、胸がキュッと痛くなりました

「ああ、今日は会いたくなかった」というタイミングってありますよね。

21年も経っているのに何を思っているんだろうと、自分でも驚きますが、脳は正直です。

「10歳も年上のご夫婦が一緒に散歩できるのに、私はいったいどうしていつも1人なのか?」=死別しているから、なんだけどね。

あちらは2人いるのが当然で、私のことなど気にもとめるふうでもなく仲良く笑い合って

気を遣われるのも嫌だけど・・、なにも今日会わなくてもという日って、まだあるんですね。

気持ちが落ちている時に見る、「ご夫婦の幸せそうな光景」は一番胸に、脳に突き刺さります

いつもではないんですけどね。日曜日はなんだか特に堪えて、散歩中引きずってました。

人は経験していないことはわからない

皆さん、本を読んだり、映画やドラマを見たりして、自分の経験だけでは足りないものを補足してはいる人間でしょうけど。

やっぱり経験していないことは、理解しようと努力しない限りわかり得ないものだと思います。

私も、お子さんがほしくても授からず夫婦2人だけの方たちの淋しさは、理解しているようでしていないでしょう。

交通事故・病気などで、半身が麻痺した方の心身の痛みも、本で読んでも身体では理解しいていません。

人間って、その程度なんですよね。逆に共感力ってあり過ぎると、今度は自らを痛めつけますから。

やっと色づいた銀杏の木

死別して日が浅い頃は、もう幸せそうなものすべて、目に入るのが嫌でした。

皆が楽しい歳時記のすべてがつらかったから、よく公園やお風呂で泣いていました。

クリスマスやお正月がある年末年始などは最悪でした。息子とどこか違う次元にワープしたいくらい。

年賀状には今でもご夫婦の写真やご一家の写真入りのが送られてきたりします。

「死別した私に、これは嫌味?」、いいえ、単に気を遣って選別するのが面倒でいっぺんに出すから🤣

お父さんが一緒の家族が羨ましくて、見ると泣きそうになっていた40歳代の頃。

それから比べたら、今は図太く、逞しくなったなぁと思います。

気持ちが元気な時は、むしろ1人は自由で気ままでいいなぁって思うように変わったし、実際楽なのかもしれません。

歳月のなせる変化です。

夫がいると仮定して考えてみても、いつも一緒だときっと喧嘩もしているだろうし、家も片付けないといけないしね。

この20年の間には、私たち世代でも熟年離婚という選択をした方たちもいらっしゃるでしょう。

そういう方のつらさも、大変だろうとは思いながら、実際のところその具体的大変さはわかりません。

離婚してからのお1人さまは、かえって清々しいのかもしれないとも想像したりします。

シニアになったら、1人に戻る人も相当多いのですけどね。

1人の気楽さを覚えてからは、「そう、1人って最高!」と思ってしまう自分もいるんです。

色鮮やかなパンジー

こうやって自分の気持ちの整理をしていると、冷静になれます。

直感で「ああ、つらい」と感じてしまう時はまだあっても、自分が置かれている場所と時間を考えると鎮まる感情。

強く、逞しくはなりました、確実に。シニアですから、いつ何が起こってもおかしくない、誰でもね。

それでも、日曜日は久々に堪えました。あんなに幸せそうなご夫婦を間近で見て、脳がシャックリを起こしたのかも。

そんな日もたまにはあるってことです。

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