インプラントばかりを扱われるようになった前歯科の先生から、今の歯科に変わったのは5年程前です。
左前歯の治療を根気強くしていただいた今の歯科の先生には感謝なんです。
コロナ禍になってしまい、抜くのはしばらく止めておいて、なるべく自分の歯を残しておき、やむをえない時期にということに。
それが、今になりました。
幼い頃からの歯の衛生を怠ったツケは一生つきまといます
ものごころがついた頃には、チョコレートやガムを与えられていたように思います。
そして、その頃の親は、子どもの喜ぶことはやっても、嫌がることはしない、いわゆる「ほったらかし」。
それが当たり前の時代でした。いや、私の家庭が当たり前だったのかしらね。
まだ「歯の衛生」に対する意識は全くなかった時代、あっても一部の知識人にしか歯を守る意識はなかったようです。
そんな時代を生きてきて、歯にはずっと、泣かされっぱなしです。
今が一番親身に「歯磨き」をしています。
1本1本の歯を意識して、軽い力で、歯と歯の間、歯と歯茎の間まで丁寧に磨くことを教えてもらいました。
歯間ブラシ、フロスも使っていますから、夜の歯磨きは15分はかかります。
実母は、60歳代前半ですでにすべての歯を失い、それから総入れ歯になった人です。
それでも、入れ歯もできなくなった今も命はある母親です。凄い生命力に驚きを隠せません。
今は、歯がなくなっても入れ歯という代替物があるから、どうってことはないのでしょうか。
お金をかければ、自分にぴったりの入れ歯も作れる時代ですからね。
むしろ、歯があって「歯周病」の方が、他の臓器に影響を与えて、病気を起こす確率が上がるようです。
母と自分の歯の不摂生から、息子には歯が生えてきてからは徹底的に歯磨きをしました。
幼少期には、膝に頭を乗せて歯を磨いてやり、歯磨きの習慣をつけることを教えました。
その後も、自分でちゃんと磨いているようで、息子は今も虫歯は1本もありません。
今の若い方は、歯の衛生も行き届いた環境で育った人も多く、検診のみという方も少なくありません。
これだけは、私の息子への最大の贈り物、そしてそれを維持できている息子の努力と言えます。
私たちの年代のシニアは、私のように歯での苦労が絶えない方も多いと思います。
歯科は、治療の音も嫌ですが、何回も通って時間がかかるのも嫌ですね。
「なってしまったら一生治らない虫歯」には、予防しかありません。
今後も、歯の治療からは一生逃れられないと覚悟はしていますが。
今からでも一生懸命に「歯磨き」しましょう!!
あっという間の抜歯、1週間は「歯なしばあさん」!
抜かないで維持に限界がきたということで、ついに左前歯という一番目立つ歯を抜きに行きました。
がんの治療の後、大掛かりな歯の治療(奥歯、親知らず)をしてから20年ほどです。
今度は30代で治療していた前歯の再治療の、本格的な開始の日でした。
5年ほど前には「できるだけ今の歯を残す」方針で歯根の治療を丁寧にしてもらいました。
が、それも限界に達した模様。一番目立つ左前歯の抜歯になりました。
傷が癒える1週間後までは、「歯なしばあさん」です。マスクで隠せるので有り難いこと!
その歯を含む両端もすでに差し歯なのです。来週はやっと仮り歯を作ります。
そしてその後、両端の差し歯をまた利用してブリッジにするのです。ああ、時間がかかる~。
今日は緊張しましたが、麻酔の注射が打たれて効き始めると、早速抜歯!
ものの5秒くらいで、グラグラしていた、少し腐敗が進んだような前歯が抜けました。
その後を一針縫われたみたいです。
やはりすでに役目を終えていたけど、コロナ禍で治療を延ばしていた歯はいとも簡単に抜けました。
その前に、フロモックス(抗生物質)とロキソニン(痛み止め)を服用して。
出血もひどくはなく、間もなく止血。痛み止めのせいか痛みは全くなかったのでした。
口数は少ないけど、実直な今の先生の人柄と腕を信頼しています。
私の前歯には、インプラントは無理だとも率直に言ってくださいました。
またブリッジになりますが、果たして何年持つのでしょうか?
命のほうが先に尽きるかもしれないなんて思ったり。
いかに私の歯がボロボロなのかは、この前歯の話しでもおわかりいただけると思います。
それに、奥歯も4か所すべてが治療済みの歯ばかり。
健康な自分の歯がある方は、やはりお元気ですね。歯が綺麗な方は羨ましく、尊敬の対象です。
人間、どこが悪くてもいけませんが、シニアになると歯をはじめ、目、耳と悪くなるところがあちこちに。
ひとつひとつメンテナンスして、より良き日々を送りたいと切実に思いました。
一般人も歯は命です~(*^_^*)
お読みいただき有り難うございます。アイコンをクリックいただけますと幸いですm(__)m
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