もう引っ越しから1か月ほど経つので、様子伺いにNさんに電話をしてみました。
声も元気、身体も元気そうで、(80歳と思ってた)年齢は私の勘違いで今年79歳とのこと。
そんなこと感じさせない、話しのテンポの早さ、内容もまだ若い。
お年寄りなんかではない! 今の80歳の方で、特に大きな病気がない方は若いのだと感心しました。
暑い時期に引っ越し 凄いパワー
引っ越しの荷造りも自分であの暑い時期にやりとげ、無事高級有料介護付きマンションに入居したNさん。
マイペースのNさんは、荷解きはやってもらえばよかったと嘆いていましたが、何とか収まったそう。
その前の大きな断捨離が大変だったと言ってました。「モノは減らしておくに限ると」Nさん。
リンパ浮腫友でもありますが、彼女は1度も蜂窩織炎を起こしていない「優秀なリンパ浮腫患者」なんです。
そのせいか、蜂窩織炎をすごく怖れてあるので、蜂窩織炎の常習者として警告はしておきました。
「長く浴槽に浸からない、保湿を万全に、疲れすぎない」と。
「ええ~、私は浴槽に10分入ることで、汚れが取れると思って入っていたの。そうか、毛穴が開いて、細菌も入りやすくなるのね。いいこと聞いたわ」とNさん。
「最近、右足首だけじゃなくて、足全体が浮腫んでいる感じなのよ。だから心配なの」とも。
お部屋には小さなキッチン、お風呂、トイレ付き、洗濯機も置けるそうです。もちろん、あとはベッド。
あの暑い9月に新居に入居したのですから、どこからかエネルギーが湧いて出てきたのでしょう、お元気そうでした。
それでも、「要支援1」はもらえたらしいのです。でも、どこへでもでかけられるお元気さ。
場所は、私の家からも近い便利な所で、実は夫と結婚して新婚時代3年間を過ごした場所にほぼ近いのでした。
「狭~いけど一度、遊びに来てね」と不安が取り除かれて、屈託のないお言葉も。
Mさんがもう少し回復したら、2人でNさんに会いにいくからということにしました。
年金では足りない月々の費用に驚く コツコツ積み立て
入居後の話しを色々と聞いていると、もちろん一時金はかなりの額を払ったようでした。
そして驚いたのは、月々の支払いが自分の年金額より高いということ!20万円を超えるらしいのです。
管理費が9万円、食事代約8万円、光熱費などを入れると、自分の年金額では足りないのだそう。
まだ資金面では余力を残して、思い切って決めた感じでした。
月々足りない分は、預金から取り崩して支払っているとのこと。
だから、まだ日経新聞も止めていないし、株、投信の運用も引き続きやっているとのこと。
あの株高ではやはり恩恵はあったようで、「ラッキーだったわ、だから急いだの。6部屋しか残っていなかったのよ」と。
ネット環境ももちろんあるようで、パソコンも使っている79歳。今や当たり前なのかしらん。
そして、私もリーマンショックの頃から検討はしていた「さわかみ投信」をずっと買いながら持ち続けていたことを聞いて、なるほどと納得しました。
20数年前から「さわかみ投信」でコツコツ積立て投資をしていたら、今がいいはずですね!
「さわかみ投信」は、いわば(両学長のいうところの)日本株のお弁当詰め合わせパックなんですよね。
「どこの証券会社で買えるんですか?」と私。
「証券会社では売ってないのよ。さわかみ投信が直接やっているの」とNさん。
いやぁ、もう少し早くその情報を教えてほしかった~。
65歳、今の株高から始めるのはちょっと無理があるなぁ。
そして、持っている株は、日本製鉄、三菱重工、住友商事と、景気敏感な銀行株などではない。
「一度買ったら、ずっと持ち続けるのよ。売ったり買ったりしない」とNさん。
元々の軍資金は、叔母さんの遺産だったようですが、それを見事に運用してきたNさんは凄いの一言。
未婚で、定年まで仕事をし、人生終盤に安心をコツコツ運用したお金で買えるなんて、後は安泰。
小柄で華奢なNさんの頭の中が、明晰で緻密なのがやっとわかったのでした。
Mさんとは、タイプは違えど「強運の持ち主」なのは同じ。
だけど、Nさんは言った。「あなたも強運なのよ、今家があって、1人でも生きているじゃない。それだけでも強運よ」と。
「そうか、私はQOLは低いが、実は強運なのだ」と自身に言い聞かせた。
Mさんも、Nさんも、私は途中から「お1人さま」。
お1人さまの人生の終え方を習いたいところだが、こればかりは順番はわからないから習えるかどうかは疑問。
しかし、生き方は習いたい。先達はあらまほしきことなり、である。
拙い日記をお読みいただき有り難うございます。感謝いたしますm(__)m
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