いつの時代も、伴侶となった人と死別してしまう家族があります。
今も、この瞬間にも、若い未亡人がうまれている現実があります。
そんな方々に向けて、今日は経験上のことを書きたいと思います。
1 普段の生活を淡々と行うこと(料理やお風呂や洗濯など)
2 自分のこともあるけど、子どもの精神状況にも目を配る
3 新興宗教やマルチ商法に誘われやすいから気をつける
4 銀行や生命保険会社のターゲットにならないように
5 「ここが底」必ずまた浮かび上がれると確信する
精神的には5番が一番大事
直後は何も考えられないかもしれません。
まだ30代、40代でお子さんも小さくて死別してしまったら、不安と悲しみに襲われます。
でも、難しいことかもしれませんが、どんな状況の中にも1点の希望があると信じてください。
自身の身体が元気だったら、仕事で気を紛らわすことも結構です。
「時間」という薬が、日に日に絶望の淵から救い出してくれる日が必ずきます。
ずっと同じ状態は続かないのです。
子どもは成長していくし、自分も歳をとります。
何かしらの変化が積み重なって、必ずどん底と思っているところから浮かび上がれます。
周りに助けが求められる方は、頼ってください。
何とかなるんです。
今、大変な思いをしておられる方たちも、頑張って乗り越えてください。
祈るような気持ちです。
何でもない普通の生活を続ける
悲しみにくれて、何も手がつかず、精神科の門をくぐりたくなる時もあるでしょう。
けど、伴侶(夫や妻)は私たちがずっと悲しむのを望んでいるでしょうか?
きっと今までのように、普通の暮らしを続けてほしいはずです。
料理を作ったり、髪を洗ったり、洗濯物を干したり、とことん普段の暮らしを行うのです。
そうして、手や体を動かしている時間は、多少は気が紛れます。
何もしないで、考え込むことが一番よくないです。
難しいですが、淡々と日常を続けることが体を動かし、眠れることにつながります。
一時的には軽い眠剤を出してもらうこともありかもしれません。
眠ることで、あらゆる問題が解決することは、言うまでもありません。
子どもの心にも気を配りましょう
お子さんがまだもの心つかないほど小さければ違うでしょうけど・・
幼児だったり学生のお子さんの場合は、幼いながらに、年齢なりの衝撃を受けているはずなんです。
自分も悲しみに疲弊して、子どもたちの精神状態まで気をくばれないことも。
でも、子どもなりに親の死は、しっかりと心に突き刺さっているんです。
子どもたちのためにも、遺された1人親は気丈にふるまう必要があるかもしれません。
学校では、いじめの対象になっていないかも気をつけていたいですね。
子どもによっては、ハングリー精神が身につき、大人になってから逞しくなる可能性もあります。
弱いところにつけこまれる可能性も
夫を亡くした場合が顕著なんですが、未亡人という弱みにつけこまれるんです。
新興宗教からの勧誘がたくさん来る場合もあります。
私も、もうそれは、知人からも数件お誘いがありました。病気もありましたから、なお。
泣き落として断った経験があります。
また、やけにトーンが高い人が近づいて来たかと思えば、マルチ商法に加入のお誘いでした。
宗教、マルチ商法、あげればスピリチュアルまで、色々と勧誘があると思います。
自分が納得すれば、それはいいのかもしれませんが、無理やりはキチンとお断りすべきです。
伴侶の生命保険金がターゲットに
これも、弱り目に祟り目で、銀行や生命保険会社のターゲットになりがちです。
加入していればおりる生命保険金は、多少はまとまった金額。
弱り切った死別者にでも、お構いなしに、彼らはやってきます。
うちの場合、夫の葬儀場に生命保険のおばさんが来てました。
何故?と思うだけの、未熟な未亡人。
2か月後、ちゃんと、次の保険に入るよう勧誘されました。
「そんな余裕はありません」と断ると、逆切れされてしまいました。はぁ~怖い
銀行の方々も家まで押しかけて来られました。
「なんとか増やす方法をご提案いたします」と。
それに、まんまと若い未熟なバカはカモになるのです。
当時は手数料の高い投資信託を買うように仕向けられました。買ったのは自分ですが・・
今は、これはもう時代が違ってきて、大丈夫だと思いたいです。
人生には、上り坂、下り坂がありますが、「まさか」も確率1/2であるのです。
今は辛さを抱えておられる死別された方々に、どうか「希望」を持っていただきたいです。
日々を何とか乗り越えて来たら、「ああ、頑張ってきてよかった」と思える日が必ず来ます。
お元気でいてください。大丈夫です!!
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