Medi Japan社主催の市民向けWebセミナー『リンパ浮腫治療のUp to date~日進月歩の検査、診断、治療を学ぶ~』をMicrosoft Teams meetingでパソコンで見ることができました。
前川二郎先生のお話しに圧倒される Up to dateを感じました
前川二郎先生とは
横浜市立大学名誉教授
横浜市立大学医学部形成外科客員教授
今は、退職なさり、近隣病院の非常勤医師をなさっておられるようです
教授時代のお写真からは、少し瘦せられたなぁという印象でしたが。
先生は、LVA(リンパ管静脈吻合手術)の第一人者。
リンパ浮腫治療の歴史から説明あり、論文も書かれており、リンパ浮腫に向き合っていただいていることを痛感しました。
話しのキレキレの現役感に圧倒され、こんな先生がお近くにおられたらと切に思いました。
録画もできないし、アーカイブも残らないと思い、メモを取りながら視ました。
私なりの、注目点
*造影剤を入れてのシンチグラフィーとCTも併用した、事前検査が主流になっていること。
*リンパ浮腫(原発性・上肢・下肢)のステージⅤまでの中で、Ⅰ期とⅤ期は案外、手術不適応だったこと。
理由は、Ⅰ期は、まだそれ相応にリンパが流れているため、それほど効果が現れにくい。
Ⅴ期になると、ほとんどリンパ管が機能していない状態なので、こちらも効果が出ずらい。
*上肢・下肢の太さ、周径が同じようでも、エコーで見たり、シンチの検査では個人差・個体差が大きい。
*術前に、ドレナージでリンパを流し、状態をよくしておくことが大切。
*リンパ管が皮膚の表面近いところや奥の深い部分にもあり、なくなった部分もバイパスができたりと、わかりにくいこと。
*何よりいけないのは、「蜂窩織炎」を起こして、リンパ管を傷めてしまうこと。←辛すぎる~
*リンパ浮腫患者は肥らないほうがいいと言われていましたが、脂肪吸引なども同時の手術もあるらしいこと。しかし、危険もあること。
*下肢の場合は、上肢に比べて、重力を受けるため、術後の成績も上肢のほうがいいということ。
*下肢は筋肉を動かす運動は、やはりリンパを流すためにもすべき。静脈をいい状態で保つことも大事。(キッチンでの立ちっぱなしはやっぱりよくないらしい)
*リンパ浮腫にも、なりやすい、なりにくいという遺伝的な体質があること。(「遺伝子検査」を受けて、まだなっていない方は、自分の体質を知ることも大事)
これらを約1時間の間に、早口でお話しいただきました。
途中、実際の手術なさった患者さんの術前、術後の写真なども見せていただきながらでした。
コンパクトな時間とお話しの中に、知らなかった濃い情報が満載でした。
2016年に一度、大学病院で受けようと検査していて、6月の手術で事前に体調を崩して断念した私。
リンパ浮腫が左足からお腹、鼠径部、外陰部にまで及んでいるので、手術適応だったのに・・
あれから、6年が経過し、その間、何回も蜂窩織炎を起こし、リンパ管を傷めているだろうね。
でも、6年の間に、先生たちの技術も進歩し、関心を持っていただける先生も増えているといいなぁ。
私は、足の周径を細くとは全く思っていません。
ただ、蜂窩織炎を起こさないように、リンパ管が静脈とうまくつながって流れてくれたらとの思いだけ。
ただただ、顕微鏡下で行うMicrosurgery、先生の技量が大いにモノをいう手術です。
6年前に受けておけばよかったのか、これからこの歳でも間に合うのか、考えてしまいます。
九州にも、前川先生のような方がいらっしゃるといいなぁと真に感じました。
セミナーでも紹介された前川先生の本です。是非買いたいと思いました。
アマゾンではこちら
ジーンクエストで3年以上前に「唾液」で遺伝子検査をしました
はっきりした年月は覚えていないし、「ジーンクエスト」のHPを見てもわからないのですが・・
私は確実に、3年以上前に、「ジーンクエスト」で「唾液」を郵送しての遺伝子検査をしました。
検査結果も、このPCの中に残っています。
ただ、もうリンパ浮腫になってしまっているということは、なりやすい体質だったことは確かでしょう。
私とほぼ同じステージでがんの種類の違う、子宮頚がんの同期の友人はなっていません。
私より数歳若かったのですが、今でも介護福祉士、ケアマネとして、仕事をしています。
体格が違いました、明らかに。体質も違っているのは見た目でも明らかでした。
祖先が違うのでしょう。
「健康リスク」「体質」「祖先解析」「アルコール」「ダイエット」「おもしろ体質」などが出ます。
残念なことに、「リンパ管の性質、浮腫みやすさ」といった項目はみられませんでした。
それでも、面白いです。私は早まる癖がありますから、とっとと受けてました。
リンパ浮腫などの病気がない方でも、ご興味のある方は、ジーンクエストをみてみられたらどうでしょうか?
別のGeneLifeという検査もあるようです。
こんな遺伝子検査 CircleDNA という検査も見つけました。
唾液と口の中の粘膜の提出で、より幅広く正確なのかもしれません。
値段は高めですが、今なら最大30%offをうたっていますね。明日まで!
でも、また割引はあるでしょう。彼らもお客さんがいないことには、成り立ちませんからね。
これからもどんどん進むであろうこの分野、また受けたくなるかもしれません。
遺伝子だから変わることってないだろうから、加齢による劣化はあるとしても、変わらないのかな。←アホな私
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