還暦になった頃に背中に痛みがあり、当時の15年以上のかかりつけ医に大きな病院に紹介されました。
総合病院で入念な腹部エコーの後、膵臓に嚢胞がありそうだということがわかりました。
そして、MRCP検査を受けることになったのです。
それで偶然に見つかったのが、膵臓の嚢胞(IPMN)2個、当時は7ミリと9ミリでした。
それから64歳になった今、5回目のMRCPでした~。
年に1回、早起きのニワトリさんになって検査へ…
いつもより2時間以上早い午前6時20分に起きて、軽い朝ごはん(納豆とお味噌汁とご飯だけ)を食べ、お茶を飲みました。
午前10時30分から検査なので、その3時間前は絶飲食なのです。
いつもがいかに遅く起きているフクロウかがお分かりかと思います😅
この日のために、近くなると面倒なのと、大きくなっていないか心配で気分はよくないのです。
MRCPとはMagnetic Resonance Cholangio Pancreatography(MR胆管膵管撮影)の略語です。
MRCPはMRI装置を用いた画像検査で、胆嚢、胆管、膵臓と関連した病気を描出するための検査ということ。
1年に1回で済んでいるので、まだいいことにしないといけませんが・・早起きが辛いフクロウです。
3時間の絶食だけだったらいいのですが、3時間はキッチリお水も飲めないので、暑い時は辛かったのです。
だんだん10月半ばから下旬にしてもらってきました。こんないい季節に病院で検査なんてねぇ~。
午前9時半には病院到着。受付をすませて、外科外来で待つこと約1時間、放射線科へ移動しました。
もう5回目なので、慣れてはいますが、MRIなので音がうるさいのと、動けないのとで参ります。
ヘッドホンをつけられて、機械の中に横になって入ります。
胆嚢・膵臓を撮影するために、他の肺や胃などが動くのを止めた状態にしないといけないみたいです。
検査は20~30分なのですが、「息を吸って~、はい、止めて」25秒くらいを10回以上、ドコドコ音がする中行います。
息を止めている間、身体を少しも動かしてはいけないのです。これが辛いです。
その後は普通に呼吸をしていいのですが、今回は私が意識して大きな呼吸をしてしまって、かえって時間が延びました🤣
先に「ごく普通に呼吸をしてください」と言ってほしかったです~。
そしてまた外科外来で待つこと1時間、担当医師は去年の先生とは違っていました。
去年は、9ミリだったものが12ミリになっていて、7ミリだったものが見当たらなくなっていました😔
もう1個膵頭部にも小さな嚢胞が見つかっていました。それでも、1年後に経過観察と言われました。
去年はなんだか気持ちがすぐれず、その後ひどい蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こしました。
さて、今年は「前年と大きな変化はなし」との所見。大きくもなっていないし、増えてもいないということでした。
半年後の検査にもならず、もっと身体に侵襲のある検査もないことから、心配しても仕方がないことがわかった次第です。
ホッとして、少し力が抜けました。持っていたペットボトルのお茶をゴクゴク飲みました。
また1年後の検査予約を入れていただき、会計へ。検査代7270円なり、結構高い!それは、検査装置が高いからでしょう。
頭がボ~っとしてきたので、院内のカフェでお昼をいただくことに。これは普通のかたの普通の時間帯でした。12時半のお昼ご飯です。いつもは1時半だったり💦
正直なところ、IPMNなんて見つからないほうがよかったかも
IPMNとは、膵管内乳頭粘液性腫瘍というのだそうです。
これから毎年この検査を受け続けると思うと、正直見つからなかったほうが気楽だったかもしれないです。
膵臓は沈黙の臓器(肝臓もそういわれますが)、膵臓がんは見つかった時の5年生存率が一番低いがんですよね。
嚢胞(IPMN)ががん化することも多いそうで、早期発見のためには見つかってよかったのかもしれませんが・・
もうそうなってから見つかったほうが、シニアになってから毎年検査を受けるより、サッパリと諦めがつく気がしてきました。
検査をしていない方でも、実は「膵臓にIPMN」を持っている方もおられるのです。
糖尿病のある方や、お酒をよく飲まれる方、家系に膵臓がんの方がおられるという人は結構な確率でお持ちかもしれないのです。
いたずらに知らない方がいいこともあるんだなぁって、この検査に関しては思うのです。
これを知ってから、なんだか砂糖が多い甘いお菓子類を食べたくなくなりましたし、料理に砂糖をあまり使いません。
そんな変化もさせてしまうショッキングなIPMNの発見でした。
「そんなに嫌なら、行かなきゃいいのに」と自分でも思いますが、人生後半は病院とは縁が切れないのか、つい間近になると足を向けてしまいます(矛盾してますね…)
「是非調べたい」と仰る方は、調べられたほうがいいのでしょう。そういう方には今日のIPMNの記事はヒットですね。
息子は、「膵臓なんていう臓器の嚢胞がわかったのだから、運がいいと思わないと」と言うのですが。
「どんな人があるかはわからない、自分だってあるかもしれないし」などと嫌なことも言います。
私がこんな記事で、「膵臓に嚢胞があるかもしれない」ことを言うと、不安になられる方もいらっしゃったら申し訳ないです。
このところ、見える皮膚のちょっとした赤みなども治るのが遅くなりました。見えるところだってそうです。
だから、見えないところに病変があって、それがなかなか治らないことも身体の中では起こっているかもしれません。
それをいちいち気にしていたら、人生ぜんぜん楽しくないですものね。
自分の免疫力をあげることをやって、ということは楽しいことをやっていたら、病気も逃げていくのではないかしら。
そんなことを思いながら、今日は帰り道トコトコ歩いて秋の空気を満喫してバスに乗り、家に戻りました。
2時間早起きすると1日が長く感じます。今夜はゆっくり寝たいと思います。
今朝から少し冷えてきた秋も終わり!?って感じの季節、楽しみましょう~~!!
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